今や生活の一部に溶け込んだと言っても過言ではない「amazonギフト券」。
生活必需品からアパレルや電化製品など、あらゆる商品がこのamazonギフト券で購入する事が出来ます。
そんなamazonギフト券を使って、手元に現金が無い場合などにこのギフト券を現金化させるというライフハックが存在するのですが、その際、手元にあるamazonギフト券がいきなりキャンセルされた!なんて事が起こる事例が頻発しています。
自分の財産でもあるamazonギフト券が一瞬でゴミクズと化してしまう考えただけでもゾッとするような出来事がなぜ起こるのか?
また、起こった時にはどう対処すれば良いのかなどについて、今回はお話していきたいと思います。
amazonギフト券について知っておくべき事
amazonギフト券は現代のネットショッピングが大きな市場となった今、非常に重宝されるギフト券のひとつとなりました。
ただ、amazonギフト券にまつわる問題なども度々取り沙汰されています。
その最も多く散見される事案が「amazonギフト券が突然キャンセル・無効化された」という話です。
これは2019年10月ごろから急激に増加しており、SNSなどで多く見受けられるようになりました。
Amazomは、同社のサービスを利用するにあたって“利用規約”に同意を執る事が常套されていますが、その中のamazonギフト券の細則、つまり「サービス規約」をもとに、これらのサービスを運営しています。
この「サービス規約」から逸脱される事象については、Amazonサイドは一切の責任を負いません。
また、amazonギフト券に関する金銭トラブルに関して、法的な違法や犯罪に関与している事以外は基本、警察は被害届を受理してくれない事も知っておかなければならない重要なポイントです。
Amazonは転売を禁止している
amazonギフト券に関して、Amazom自体は基本的に転売を禁止しており、原則として、公式販売店での取得ギフト券のみ有効というのが同社のスタンスです。
なので、基本的には購入者がそのまま使用する事を想定しています。
ですが転売以外でも購入者以外の手に渡る事があります。
それは“プレゼント”による購入者以外の使用です。
amazonギフト券と謳っているくらいですから、当然購入者以外の手に渡る事もあるでしょう。
このように誰かから贈られたギフト券が、何らかの原因でamazonギフト券がキャンセルされてしまった場合は、Amazonに贈られた人が連絡をする事は当然必要なのですが、その際は必ず購入したときのレシートや、購入履歴の詳細などを入手してください。
もし、可能であれば、贈った当事者本人が問い合わせする事が一番望ましいでしょう。
キャンセルされたamazonギフト券は復活できない
何らかの理由でAmazonから、あなたが持っているamazonギフト券がキャンセルされてしまった場合、残念ですがそのamazonギフト券が復活する事はありません。
Twitterなどを見ていても、数万円から数十万円、中には数百万円ものamazonギフト券がキャンセルされたという事例が報告されていますが、そのどれもが復活されていません。
Amazonとしてはサービス規約に反する疑いのあるギフト券に関しては徹底的に取り締まるスタンスのようです。
Amazomからの返金もない
自分には身に覚えもなければ、身の潔白に自信があったとしても、一度キャンセルされたamazonギフト券に対して、Amazonが返金するという対応はしません。
2019年10月ごろからamazonギフト券のキャンセルが増加
2019年10月ごろから、ギフト券や商品券を扱う転売サイトなどでは
“amazonギフト券を転売サイトから購入しないでください。
Amazon.co.jpが承認していない購入サイトにおいて、詐欺など不正取得の可能性のあるamazonギフト券が販売されている事例が多数報告されています”
といった注意喚起が付記されるようになりました。
このあたりからAmazonサイドは徹底的にamazonギフト券の不正利用に対して本腰を入れて対策をやりだしたようです。
amazonギフト券がキャンセルされる原因とは?
amazonギフト券はネットショッピング界隈をはじめ、あらゆるシーンで非常に重宝されるギフト券として流通しています。
が故に、それらを利用して良からぬことを企む者も現れます。
そもそもAmazonはどうして自社サービスのamazonギフト券をいきなりキャンセルするようなマネをしなければならないのでしょう。
その理由について掘り下げてみましょう。
キャンセルの主な理由は不正取得の疑い
amazonギフト券を取得するためには基本的にはAmazon公式サイトや、Amazonが指定している正規販売店で取得する事を原則としています。
ですが、現在amazonギフト券はこれら以外のルートでも入手は可能となっております。
例えば金券などを買い取って販売する金券ショップや、ギフト券や商品券、その他各種チケットなども販売できるプラットフォームとして存在する転売サイトなどでamazonギフト券は、Amazonの管轄外で流通している状況です。
それらで流通しているamazonギフト券が、いったいどのような形で入手されたかなどが不透明なまま、一般消費者に流通してしまい、思わぬ商品を手にさせられてしまうというケースが起こっています。
amazonギフト券の受取人登録が原因の場合
amazonギフト券はあらゆるものを購入でき、かつ、Amazon内のサービスを受けられることから、購入者はもちろん、贈り物としても喜ばれるようになっています。
当然この場合、贈り物ですからサプライズで渡すことも多いでしょう。
ですが、これがAmazon側からすると、不正利用とみなされる要因となりかねません。
amazonギフト券は、ネットで購入の場合、Eメールアドレスとamazonギフト券を紐づけされます。
そして、購入者との紐付けと同時に、使用者の情報も紐づけが必要です。
ここで、購入者のアドレスと紐づけてしまっている場合、後日プレゼントとして寄贈したとしても、
こうなると非常に面倒で、Amazonに問い合わせを行うのですが、この時プレゼントされた側が、贈り主の当時の状況を根掘り葉掘りと聞き出さなければならない為、贈った側も、贈られた側も、なんとも後味の悪い形になってしまいますので、くれぐれも登録する情報の間違いはお気を付けください。
amazonギフト券を商用利用も禁止
amazonギフト券は、もちろんAmazonが自社のサイトで扱う商品を、より販売させるための販売促進法として展開するサービスです。
ですので、このサービスを用いて、その他の企業や個人が、amazonギフト券を使って商用利用し、利益を確保する目的で使用する事を禁止しています。
あくまでも、Amazonが展開するECをはじめとするその他も含めた商売の場を提供しているところでの営利活動は大歓迎ですが、これらのシステムを、自己の利益のためだけに活用する事は許していません。
不正流通や商用利用される理由とは?
いまやAmazonが展開する商業規模は、ビジネスを進めるうえで絶対に無視できないくらいに、影響力を持っています。
だからこそ、ビジネスパーソンも、さらには犯罪に手を染めるものまでもが、ターゲットとして目をつけてしまうサービスを展開しています。
そのひとつが「amazonギフト券」なのですが、このギフト券が“不正流通”や“商用利用”に使われる具体例をいくつかお伝えしていきます。
詐欺グループによる犯罪に使われる
普通に考えて、どうしてギフト券がこれほどまでに犯罪によって汚染されてしまうのかって、疑問を抱きますよね?
でも、犯罪集団にしてみると、現金ではなく、amazonギフト券のような“お金のような商品”は非常に使い勝手のいいアイテムなのです。
- 架空請求による振り込め詐欺
- オレオレ詐欺
- 資金洗浄
このような犯罪に用いられます。
不正取得によるギフト券を転売
もう少し具体的に言うと、架空請求やオレオレ詐欺などで騙せた相手からお金を奪い取る時に、現金の受け渡しや、単純な銀行振り込みでは簡単に警察にバレてしまいます。
これを回避するため以下のような方法を使います。
- まず被害者にamazonギフト券をコンビニなどで買わせる
- そこに記された詳細を犯罪者が入手
- その入手した情報を買い取り業者に売却する
という流れです。
買い取り業者はこれがどのような経緯で売却されたのかを知らないため、その後一般利用者が犯罪の一端に染まってしまったamazonギフト券を手にしてしまうという流れです。
恐怖で怯えたり、大切な身内を守るためには、冷静な判断力を失った被害者からすると、「なぜamazonギフト券に変換する必要があるんだ?」という正常な疑問を抱けなくなるのかもしれませんね。
税金対策としても使われるおそれ
Amazomはこれらのサービスを、商用利用する事も原則として禁止しています。
amazonギフト券を転売して利益を稼ぐことはもちろん、このギフト券を用いて輸出し、利ザヤを稼ぐなどの利用も認めていません。
また、ちょっと大きな規模の話をすると、企業が利益を隠すため、商品経費として計上させるためにamazonギフト券へと姿を変えて、税金対策に用いるという、一般人にはあまりなじみのないこれらの活用もAmazonは認めていません。
キャンセルされたときの対処法と対策は?
amazonギフト券を純粋に使いたいとき、あるいはamazonギフト券を用いて利益を手にしようと運用するわけではなく、一時的な手元の現金を手に入れたいといった、邪まな使い方を企んでいない自分のamazonギフト券が、いきなりキャンセルされたら、これほどショックな事はありませんよね?
そんなトラブルに巻き込まれた際、いったいどのような手を打つことが出来るのか。
また、このようなトラブルに巻き込まれない対処法をお話します。
「保留中」はまだ解除の可能性がある!
amazonギフト券がいきなりキャンセル(無効化)されてしまったという話がしばしば見受けられます。
Amazonからキャンセルされてしまったamazonギフト券は絶対にその後、復活する事は無いのかというと、稀にですがキャンセルが解除するケースはあります。
これは正確には“キャンセルされていない”状態なのですが、amazonギフト券はキャンセルされる前に「保留中」という状態に入る場合があります。
これは、Amazon側が、そのamazonギフト券が犯罪などによる不正取得物かどうかを調査しているという事です。
もちろんこの「保留中」はギフト券を使う事はできません。
ですが、そのギフト券に問題ななかった場合は、ギフト券が復活するケースはあります。
なので、もしも自分のamazonギフト券が使えなくなったら、まずはキャンセルされたのか、それとも「保留中」なのかを確認しましょう。
返金される可能性はあるのか?
amazonギフト券は言ってみれば“お金”と同じです。
だから、そのお金同然のモノがいきなりタダの紙くずと化す事なんて、信じたくもない事です。
もし、このような事に巻き込まれた際、返金対応などはあるのかというと、Amazonは一切の返金対応には応じないと言っています。
購入間違いなどによるキャンセルの後に、ギフト券の金額を返金するなどの対応はありますが、不正取得にまつわるギフト券への返金には応じません。
もし、万が一返金があるとすれば、それは“転売サイト側”からというケースはあります。
「アマテン」や「アマギフト」、「ベテルギフト」といった転売サイトでは、出品者と購入者の間を繋ぐ、転売に特化したプラットフォームサイトですが、このような転売サイト会社は、出品者が不正取得をしたギフト券かどうかを把握しているわけではありません。
なので、転売サイトが犯罪に手を染めているわけではないのですが、原則としてamazonギフト券の転売は、Amazonにより規約違反事項になっているため、利用者から訴訟を起こされて、裁判沙汰になるのは避けたいところです。
ですので、購入者から転売サイト側にそのような問い合わせがあった際は、「出品者が返金に応じた際は、その〇〇割を返金します」などといった対応は過去にもありました。
本当に出品者の返金があったのかはわかりませんが、転売サイト側も大事になる前に、何割かでも返金し、事無きを得れるのであればという判断でしょう。
実際、この転売という商売自体がかなりグレーなビジネスだけに、このような対応をせざるを得ないといったところです。
なので、もしも転売サイトなどで手に入れたamazonギフト券であれば、Amazonからの返金ではなく、転売サイトからなら返金対応はあり得ます。
訴えれば勝てる?
いきなり自分のお金が“紙くず”になったら恐ろしく、また、納得がいかないでしょう。
その怒りの矛先はやはり、その決断をしたAmazonに向くはずです。
そんな納得のいかない状況を何とかできないものかと、Amazonに対して訴訟を起こす事も考えるでしょう。
ですが、これはおススメしません。
というのも、訴訟となると当然弁護士を雇いますが、その弁護士がAmazonと本気で戦おうとするのかというと、ほとんどの弁護士は引き受けないでしょう。
弁護士は勝算がある案件のみ扱いたいわけですから、負け戦はやりたがりません。
Amazonを相手取って、費用と時間と名誉をかけて戦う価値があるのかを弁護士側が検討したときに、よっぽど弁護士側にメリットがない限り、引き受ける事は考えにくいでしょう。
消費者センターに駆け込むことは無意味?
公的機関である消費者センターに相談したからと言って、あなたのamazonギフト券が復活したり、返金されるといった事はほぼありません。
ただ、その行動を起こすことによって、その事実は公的に残りますので、そのようなトラブルの報告が増えれば当然、公的な立場からAmazon側に何らかのアクションを起こす可能性がありますので、先々の事を考えると、無意味ではないと言えるでしょう。
amazonギフト券を安全に運用する唯一の方法
いかがだったでしょうか?
あなたのamazonギフト券がもし、突然キャンセルされてしまったら。
考えるだけでも恐ろしいですね。
ですが、このようなトラブルに巻き込まれてしまっても、こちらが思うような結果を得る事は難しいようです。
これらの事を考慮して考えた結果、一番安全なのは、「Amazon公式取扱店」から購入する事が一番安全です。
トラブルに巻き込まれてしまう前に、まずはその可能性をゼロに近づける努力が必要です。
「俺LOVE現金化」では、このように、現金化にまつわる為になるお話をしていますので、ぜひ参考にして、賢く、上手に現金化を利用しましょう!