ファクタリングでの資金繰り効率は向上できる!失敗しない業者乗り換え方法とは?

ファクタリング 業者乗り換え

ライター:のぼる

資金借入ではなく保有資産のなかでも流動性が低い売掛債権の譲渡・売却で資金繰りするファクタリングは、効果的にキャッシュフローを健全化できる資金調達だと言えます。

しかし売掛債権には回収不能リスクが存在するうえ、回収不能でも利用者が買い戻す必要のないノンリコースで取引するので、融資の利息と比べると手数料が高額なのも事実です。

低金利が魅力の融資で「より低金利な金融機関への借換え」が進む現状では、手数料の安い業者への乗り換えがファクタリングの資金繰り効率向上のカギを握ると考えられます。

しかし融資ではなく債権取引で資金調達するファクタリングは、業者の乗り換え方法を誤ると金銭トラブルに発展しかねないので失敗のない業者の乗り換えについて解説します。

業者の乗り換えは効果的?ファクタリングの資金繰り効率は手数料に左右される!

業者の乗り換えは効果的?ファクタリングの資金繰り効率は手数料に左右される!
資産のオフバランス化とキャッシュフロー健全化を行える資金調達手段として急速に普及したファクタリングですが、手数料が融資の利息より高額な傾向にあると言えます。

低金利の融資は、資金繰り効率の面でファクタリングより有利だと言えますが経済活動が困難な現在、より低金利な金融機関への借換えが積極的に推し進められています。

ファクタリングでの資金繰り効率を向上させ、より効果的な資金繰りを実現させるためには手数料の安い業者への乗り換えを成功させるのがポイントになると考えられます。

ファクタリングでの資金調達は効率的だって言われてるけど、資金借入れで発生する利息と比べると手数料が高いように感じるんだ。
本当にファクタリングって効率的なのか?
確かに融資の利息とファクタリングの手数料を比較すると、手数料の方が高額な傾向にあるのは間違いないな。
しかし単純に資金調達コストを比較するのもどうかと思うぞ。
いやいや、なに言ってんの?
資金繰りが苦しくて資金調達するんだから、発生するコストは超重要じゃん!
っていうかファクタリング手数料は高すぎるよ、特に二社間取引のは!
まぁ、決して手数料が安いとは言えないのは事実だな。
しかし売掛債権に存在する回収不能リスクや債権取引の仕組みなんかを考慮すると致し方ないと思うけどな。
回収不能リスクって融資にも存在するじゃん。
ファクタリングで取引する売掛債権の回収不能リスク強調するのは、単に業者が高い手数料を手に入れたいだけなんじゃないの?
取引する売掛債権が無形資産で売掛金を回収する権利だっていうのが、重要なポイントになるんだけどな。
まぁ、ファクタリング手数料が融資の利息より高額な理由を見ていこう。

債権取引のファクタリングは融資に必要な担保や保証人不要で資金調達が可能

金融機関から資金借入するためには厳しい審査を通過する必要があり、不動産などの物的担保や人的担保の保証人の審査が行われます。

保有する売掛債権を譲渡・売却するファクタリングは無担保・無保証人で利用でき、審査は行われますが売掛先の信用調査を重要視するもので融資の審査ほど厳しくありません。

ファクタリングの手数料はなぜ高い?

金融機関は貸付資金額に見合った担保を取ることで融資が回収不能になっても、物的資産から貸付資金が回収可能ですが、無担保・無保証人のファクタリングでは不可能です。

売掛債権には売掛先の倒産による回収不能リスクが存在するうえ、通常回収不能でも利用者に買戻し義務がないノンリコースで取引されるので不確定要素が多い取引と言えます。

金融機関の融資では最大限回収不能リスクを回避することで利息を抑えることができますが、不確定要素の多い取引のファクタリングは回収不能リスクが手数料に反映されます。

ファクタリングで取引する売掛債権はあくまで売掛金を回収する権利で無形資産

売掛債権はあくまで売掛金を回収する権利で、取引での譲渡・売却を証明するのが困難なので売掛先に債権譲渡を通知しない二社間取引では債権譲渡登記を行うのが一般的です。

法務局で債権譲渡登記を行うことで、債権取引によって売掛債権が利用者から業者に譲渡されたことの公的証明を得ることができます。

債権譲渡登記を行うと印紙代・債権譲渡登記費用・司法書士費用などの費用が発生し、費用目安は取引額や取引業者で異なるものの7~15万円が相場になります。

三社間取引より割高な手数料に加え債権譲渡登記に関係する諸費用が利用者負担となるので、二社間取引の手数料に割高なイメージをもつ利用者が少なくないと言えます。

このため特に二社間取引のファクタリングの資金繰り効率を向上させるのに業者の乗り換えが効果的ですが、業者乗り換えの際には債権譲渡登記に十分注意する必要があります。

業者乗り換えでファクタリング効率向上は可能!しかし金銭トラブルに繋がるケースも

業者乗り換えでファクタリング効率向上は可能!しかし金銭トラブルに繋がるケースも
手数料が割高なうえに債権譲渡登記を行うのが一般的な二社間取引のファクタリングでは、より手数料の安い業者へ乗り換えることで資金繰り効率を向上させられます。

しかし乗り換えには債権譲渡登記の存在が非常に重要になり、対処を間違えると金銭トラブルに発展しかねないので、業者乗り換えを行う際には十分な注意が必要です。

なるほど、融資は回収不能リスクを最大限回避するのに対して、ファクタリングは不確定要素が多いハイリスクな取引だから利息より手数料が高額になるのか。
ならしょうがないな。
そう、ファクタリングの取引では業者が負うリスクが大きいから少々手数料が割高になるのは致し方ないって思うだろう。
利益を得るために手数料が高いわけじゃないんだな。
不確定要素の大きさと手数料が比例関係にあるっていうのは理解できるんだけど、資金繰り効率を考えるとやっぱり手数料は安い方が嬉しいのが利用者心理ってもんだよな。
確かにそのとおりだ。
資金繰りのためにファクタリングを利用するんだから手数料が安い業者に乗り換えて、より効率的に事業資金を調達したいと考えるのは当たり前の話だろう。
ならドンドン手数料の安い業者へ乗り換えしながら、積極的に資金調達するのは問題ないんだよな。
乗り換えてもトラブルの心配がないのなら色々な業者を試してみたいもんな。
いや、業者の乗り換えの際は十分注意しないと金銭トラブルに発展しかねないリスクがあるから、トラブルにならないように確認しておこう。

連続性のある中長期ファクタリングは単発取引より確実な資金繰りを行える

突発的な資金ショートなら不足資金分の売掛債権を単発でファクタリングして資金繰りできますが、徐々に悪化したキャッシュフローの健全化には時間がかかるのも事実です。

徐々に悪化したキャッシュフローを立て直すためには主要取引先など連続性のある売掛債権を利用して、中長期的な資金繰りを行ったほうが高い効果を得られます。

決して安くない手数料を支払うファクタリング利用に抵抗を感じる経営者は少なくないと言えますが、キャッシュフロー健全化のためのなし崩し的な利用は珍しくありません。

なし崩しな利用よりも健全化計画をしっかり立て、戦略的にファクタリングを行うほうが確実にキャッシュフローの健全化を推し進められるので中長期取引はおすすめです。

しかし中長期の連続性のあるファクタリングの利用は手数料が大きく影響するので、業者選定や、より手数料の安い業者への乗り換えが重要ポイントになるのも事実です。

安い業者への具体的な乗り換えメリット!手数料の違いで得られる資金の差額とは?

既述のとおり中長期的なファクタリングの利用でキャッシュフローの健全化を推し進めるのには、手数料の安い業者の選定や乗り換えが重要なポイントになります。

10~30%が二社間取引の手数料相場なので、6ヶ月間の連続取引を15%の業者と20%の業者で行った場合に得られる資金の差額は次の通りになります。

取引月数取引額手数料15%手数料20%差額
1ヶ月目120万円102万円96万円6万円
2ヶ月目110万円93.5万円88万円5.5万円
3ヶ月目100万円85万円80万円5万円
4ヶ月目90万円76.5万円72万円4.5万円
5ヶ月目80万円68万円64万円4万円
6ヶ月目70万円59..5万円56万円3.5万円

手数料が5%異なる業者の利用では、同じ売掛債権額でも6ヶ月での調達資金に285,000円もの差が発生するので、手数料の違いは看過できるものではないことが具体的に掴めます。

乗り換え先の業者では債権譲渡登記された売掛債権でファクタリングできない!

乗り換え先の業者では債権譲渡登記された売掛債権でファクタリングできない!
無形資産の売掛債権は譲渡・売却の証明が難しいので、売掛先に債権譲渡を通知しない二社間取引では法務局で債権譲渡登記を行うのが一般的なのは既にふれたとおりです。

債権譲渡登記を行った売掛債権は所有権が利用者から業者に移行したことを公的に証明する手続きなので、登記済みの売掛債権を乗り換え先の業者に譲渡・売却できません。

ファクタリングの資金繰りに利用した売掛債権の支払い期日前に、同じ売掛債権で他業者に乗り換えすると二重譲渡になり利用者が詐欺罪で告発される可能性が発生します。

既に債権譲渡登記済みの売掛債権は乗り換え先でファクタリングできませんが、登記されていなければ乗り換え先で現金化できるので、保有債権の数だけ業者乗り換えは可能です。

しかし保有する全ての売掛債権をファクタリングで現金に置き換えるのは資産の目減りを意味するので、保有債券全てをファクタリングに利用するのはおすすめできません。

またファクタリングに連続性のある主要取引先の売掛債権を利用すると、必要な資金繰り完了後も売掛債権の所有権が業者に移行したままになる可能性もあります。

単発の取引なのか連続性のある取引なのかを明確にしたうえでファクタリングを行わないと、必要以上にファクタリングで資金繰りすることになり資産の目減りに繋がります。

債権譲渡登記抹消で乗り換え先の業者でも債権譲渡登記済みの売掛債権を利用できる

より手数料の安い業者に乗り換え中長期の取引でキャッシュフロー健全化を推し進めるのには、主要取引先など連続性のある売掛債権の利用が効果的です。

二社間取引は二重譲渡防止のため法務局債権譲渡登記を行い、登記済債権は乗り換え先で使えないので主要取引先の売掛債権が登記済みだと中長期の取引が困難になります。

せっかく手数料の安い業者に乗り換えても効率的なキャッシュフロー健全化が行えないのでは、乗り換えが無駄になりかねませんが、債権譲渡登記の抹消で問題解消できます。

既に債権譲渡登記済みの売掛債権は登記を行った業者の合意を得られれば、抹消登記手続を行って、所有権を利用者に戻すことができます。

逆に抹消登記手続を行わなければ登記済みの売掛債権の保有権が業者に移行したままになるので、資金繰り完了後は抹消登記手続は必須の手続きだと言えます。

所有権が利用者に戻った売掛債権は乗り換え先の業者でのファクタリングに利用できるので、抹消登記した債権を利用して乗り換え先で理想的な資金繰りが行えます。

ファクタリングの業者乗り換えで資金繰り効率向上は可能?乗り換えのメリットとは

ファクタリングの業者乗り換えで資金繰り効率向上は可能?乗り換えのメリットとは
手数料の安い業者に乗り換えることで売掛債権を少しでも多くの現金に置き換えることが可能になるので、業者乗り換えは資金繰り効率向上に効果があると言えます。

しかし業者乗り換えで得られるのは現金化効率の向上だけではなく、それ以外のメリットを得られる可能性が大きくなることも期待できます。

ふぁ~!
債権譲渡登記して資金繰りが完了しても抹消登記手続しなければ、売掛債権の所有権が業者に移行したままになる可能性が発生するのか!
おっかない話だな。
まぁ、正式なファクタリングを取り扱うまっとうな業者ならまず心配はないと言えるけど、どんな業者なのかは長く付き合わないと判らないっていうのが実状だからな。
そうだな。
不安要素は消していかないと、何処にどんな落とし穴が潜んでるか判らないもんな。
しっかり知識を付けないと安心できないなぁ、生き馬の目を抜くって感じだな。
そんな大袈裟に構える必要もないと思うけど、最低限のファクタリングの仕組みや債権取引のルールは知っておいて損はないと言えるな。
ところで、手数料の安い業者への乗り換えは現金化効率の向上しかメリットないの?
少しでも多く現金を得られるのは嬉しいけど、それ以外の乗り換えメリットないのかい?
手数料の安い業者に乗り換えれば現金化効率が向上ずるのは間違いないけど、それ以外にも乗り換えで得られるメリットは存在するから確認しとこうか。

他業者との取引実績は信用に繋がる!乗り換えは取引条件優遇のチャンスタイム

不確定要素の多いファクタリングは業者にとってリスクの高い取引になることは既に紹介したとおりで、回収不能リスクなどの不確定要素を考慮して手数料が算出されます。

信用できる売掛先や利用者と連続性のある安定した取引を行いたいと言うのが、業者の本音なので他社との取引実績がある売掛先や利用者は歓迎される傾向にあります。

これは他社との取引で既に売掛先や利用者の信用がある程度確認できるのが理由で、ファクタリングの取引実績のないフリーの利用者より他社からの乗り換えは喜ばれます。

このため乗り換えを希望する利用者の審査ハードルは通常より低くなり、よりスピーディーな資金調達を行うことが可能になります。

また場合によっては債権譲渡登記ではなく留保金の設定で二社間取引を行うことが可能になるケースも存在し、債権譲渡登記費用が生じない分実質現金化率がさらに向上します。

手数料以外で実質現金化率を向上させられえる留保金とは?

手数料以外で実質現金化率を向上させられえる留保金とは?
留保金デポジット(預かり保証金)に相当するもので、取引する売掛債権額の満額から手数料を差し引くのではなく留保金を差し引いた額をベースに資金繰りを行います。

ファクタリングで設定される留保金は債権額の20%程度が目安で、100万円の売掛債権に20%の留保金設定すれば取引元本は80万円になります。

留保金となる20万円は売掛債権が回収不能の場合は業者に支払いますが、回収できた場合は利用者に返還されます。

二社間取引の「手数料目安10~30%」債権譲渡登記後の「実質現金化率65~70%」を参考に、債権譲渡登記の取引と留保金設定の取引を比較すると次のとおりになります。

  • 手数料20%・実質換金率67%での債権譲渡登記の取引
  • 100万円-(手数料20万円+債権譲渡登記費用13万円)=67万円

  • 手数料20%・留保金20%での留保金設定の取引
  • (100万円-留保金20万円)×手数料20%=64万円

売掛債権額100万円を債権譲渡登記でファクタリングすると67万円の現金を手に入れることができますが、留保金設定でファクタリングすると手に入るのは64万円になります。

一見留保金設定のほうが現金化効率が悪く見えますが、売掛債権の支払い期日に無事売掛金を回収すればファクタリング対象額は80万円になるので20万円は利用者に戻ります。

  • 手数料20%・実質換金率67%での債権譲渡登記の取引
  • 100万円-(手数料20万円+債権譲渡登記費用13万円)=67万円

  • 手数料20%・留保金20%での留保金設定の取引で売掛金を回収できた場合
  • (100万円-留保金20万円)×手数料20%+返還20万円84万円

回収資金から返還された20万円を加算すると取引完了後に利用者は合計84万円の資金を得ることになり、実質換金率84%で二社間ファクタリングしたことになります。

留保金に対しては「融資の担保に該当するのではないか?」という見方もあり、「ファクタリングではなく貸金業者しか扱えない担保融資ではないのか?」と言う声も存在します。

しかし現状では20%程度の目安額であれば担保とみなされていないのが実状なので、乗り換え業者で留保金設定の取引ができれば資金繰り効率が向上すると言えます。

目安額を超える高額な留保金を設定する業者は悪徳業者の可能性があるので、利用は見合わせるべきですが相場であれば留保金設定でのファクタリングは非常に魅力的です。

ファクタリングでの資金繰り効率を向上させられる業者への乗り換えのポイントは?

手数料や実質換金率は二社間取引より三社間取引が優れている反面、調達速度は二社間取引が優れているのがファクタリングの基礎知識で、資金調達目的での使い分けが重要です。

また突発的な資金ショートには単発取引が効果的で、キャッシュフローの本格的な健全化は連続性のある取引で高い効果を得ることができます。

資金繰り効率を考慮すると手数料の安い業者が魅力的に見えますが、債権譲渡登記を行う取引より留保金設定での取引のほうが実質現金化率が高くなるので注意が必要です。

乗り換え業者の判断材料は以下が重要になり、諸条件のバランスが最も優れた業者に乗り換えることをおすすめします。

乗り換え業者の判断材料

  • 審査ハードルの高さ
  • 手数料の金額
  • 債権譲渡登記の金額
  • 現金化までの速度
  • 留保金設定での取引対応
  • 留保金の設定率

また債権譲渡登記で債権取引する場合は、資金調達が完了し取引終了時の債権譲渡登記の抹消登記手続についても必ず確認することを忘れないでください。

業者乗り換えで失敗しないためにはファクタリング知識を身に付けるのが重要!

業者乗り換えで失敗しないためにはファクタリング知識を身に付けるのが重要!
一般的には債権譲渡登記を行った売掛債権は乗り換え先の業者との取引に利用できないと言われていますが、抹消登記手続を行えば乗り換え先でも利用できます。

ファクタリングは急速に普及していますが、歴史が浅いので正確な情報拡散が行われていない成長過程の資金調達手段だとも言えます。

効率的な資金調達を実現するために業者の乗り換えは積極的に行うべきですが、ファクタリングの知識を身に付けていないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

現金化専門情報サイト「俺LOVE現金化」では、ファクタリングの基礎知識や抹消登記手続などの意外と知られていないお役立ち知識を発信しています。

上手な業者乗り換えでファクタリングでの理想的な資金繰り実現のために、「俺LOVE現金化」を定期的にチェックしてファクタリング情報を収集してみては如何でしょうか?