小切手を現金化するには日数が掛かるってホント?

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ライター:たける

小切手を取り扱ったことが無い人にとって、現金と同じ扱いだと言われてもピンと来ないはずです。

なぜなら、小切手を現金化する手順を知らなければ、すぐに現金化出来る場合現金化に3営業日必要なケースを見分けられないからです。

小切手を現金化するためにはどのような点に注意すれば良いのか、現金化までにかかる日数などを解説していきます!

小切手を現金化出来る日数は小切手そのものの情報で分かる

小切手を現金化出来る日数は小切手そのものの情報で分かる
小切手を初めて見る人にとって、どうしたら良いのかと慌ててしまいがちですが、多額の現金を持ち運ばずに済むというメリットがあります。
普段銀行口座を開設する際には普通預金口座定期預金口座のみというケースが多いですが、当座預金口座を持っている場合に限り、小切手を経由して現金の払い出しを行います。
このため、小切手の振り出しを行う人は、普段から小切手を使い慣れているので、現金化する方法が分からなければ現金化方法と必要日数を聞いてしまうと良いです。

小切手を受け取ったら表裏両面をよくチェックしよう

小切手は受け取り時に振り出し日付が記載されているので、振り出しから10日以内に現金化手続きを行わなければ無効になってしまう可能性があります。
そこで、小切手を受け取った時点で不備が無いか、その場で次の点を確認する必要があります。

  • 小切手振り出し日付
  • 小切手表面に記載された銀行支店名と支払い地住所
  • 小切手に記載された金額
  • 小切手券面に二本線または銀行渡りが記載されているかどうか
  • 小切手裏面に銀行印が押されているかどうか
  • 小切手振出人及び割り印があるか

上記の情報を読取るだけで、小切手を現金化出来る日数として、当日・3営業日後のどちらかが決まります。

持参人払小切手ならすぐに現金化出来るから日数が掛からない

最もシンプルな小切手として持参人払小切手があります。
小切手券面に二本線または銀行渡りという記載が無く、裏面に受取人の署名を行い振り出し銀行支店へ営業時間内に訪れれば、即日現金化可能です。

持参人払小切手は、〇〇銀行△△支店まで完全一致した店舗へ持参しない限り、その場での現金化は出来ません。
なぜなら、他の支店や銀行からの換金については、取立と呼ばれる制度を使う必要があるので3営業日後に持ち込んだ銀行支店に開設済みの持参人本人口座への入金となるからです。

持参人払小切手は券面記載の銀行支店のみで即日現金化出来る

持参人払小切手は券面記載の銀行支店のみで即日現金化出来る
持参人払小切手は、表面に支払い地住所と銀行支店名がしっかり明記されているので、該当する支店へ持参した場合のみ即日窓口で現金化出来ます。
たとえ同じ銀行であっても、支店が異なれば即日現金化出来ない点に注意しなければなりません。
同じ銀行ならば融通してもらえないかと思いがちですが、そもそも小切手は当座預金と紐付いているので勝手に他支店は資金移動出来ません。
たとえ名義人本人が当座預金を引き出したいという場合であっても、自分宛てに小切手の振り出しが必要なほど厳格です。
そのために銀行支店名だけでなく支払い地住所まで記載されています。

例えば、A支店とB支店に同じ預金口座を持っていても、それぞれ支店の住所が異なるために支払い地を同一に出来ません。
同じ銀行の支店同士であっても、持参人払小切手は券面記載の銀行支店に持ち込んだ場合のみ現金化出来ることになっています。
同一銀行の他支店へ持ち込みした場合には、取立という処理を支店間で行う必要があり、他銀行ならば手形交換所を経由しなければならないために、3営業日後に持参人が保有する口座への振込入金という形を取ります。
このため、小切手記載の支店のみで即日現金化出来ることになりますが、裏書きをしていなければその場で持参人が住所氏名を記載しなければなりません。

額面が10万円以上なら必要書類の準備をしよう

持参人払小切手は、額面が10万円以上の場合には小切手の裏書きをしただけでは支払い地の銀行支店であっても即日現金化出来ません。以下2点の必要書類を持参してください。

必要書類
  • 本人確認書類として銀行が定めた身分証明書
  • 印鑑
  • 銀行統廃合の影響から、古い小切手帳を使用している場合には住所地が変わっていたというトラブルにならないよう、銀行へ出向く前に営業している支店かどうか調べておく程度の慎重さが求められます。

    線引小切手の現金化は3営業日後が目安となる日数

    線引小切手の現金化は3営業日後が目安となる日数
    線引小切手と呼ばれるものは、小切手の券面に2本線が引いてある銀行渡りという表記がしてある小切手を指します。
    持参人払小切手に対して、2本線を上部に引くだけでも線引小切手となるので、防犯のために意図的に線引き小切手とする場合も少なくありません。
    なぜなら、持参人払小切手は銀行へ向かう間に紛失した際には、拾った人が即日現金化出来てしまうからです。
    線引小切手ならば、必ず現金化をする際に直接現金という形では渡さずに、銀行へ持ち込み手続きをしてから3営業日後に持参者の預金口座へ振込することになっています。
    小切手振出人と入金先預金口座両方を銀行により本人確認したことになるので、安全に資金移動が出来るわけです。
    このため、線引き小切手を現金化するためには3営業日後まで掛かります。

    線引小切手にも種類がある

    線引小切手は、持参人払小切手に2本線を平行に引くだけで一般線引小切手となりますが、中には特定線引小切手と呼ばれるタイプも存在します。
    では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

    一般線引小切手は小切手を持ち込んだ銀行の預金口座へ入金される

    小切手を受け取った人が身近な銀行へ小切手を持ち込み現金化を行う場合には、一般線引小切手の場合は持ち込んだ銀行に預金口座を持っている人に限り入金出来ます。
    3営業日後迄に持ち込まれた銀行が手形交換所を経由して振出人の取引銀行支店へ取立を行い、現金化した金額を持参人の預金口座へ振込する形です。
    一般線引小切手の場合は振出人と取引がある人または銀行に対してのみ振出人の当座預金口座から支払いを行うことを許可しているので、口座間振込により誰に対して銀行が支払いをしたのか記録が残ります。

    小切手を万が一紛失しても、誰が小切手を行使したのかが分かるので、拾った小切手を現金化しようとしても後から不当利得返還請求により払い出された現金を取り戻せるわけです。

    振出人の当座預金がある銀行以外の銀行に預金口座を持っていれば、銀行間では手形交換所経由で取引があることになるので、現金化出来ます。

    特定線引小切手は指定した銀行と取引がある人以外への支払いは出来ない

    小切手の上部に2本線を引いた間に銀行名が指定されている場合、特定線引小切手として指定されている銀行との取引が無ければ現金化出来ません。
    個人が銀行との取引があるという意味は、預金口座を持っているかどうかと考えられるので、特定線引小切手の現金化には預金口座開設に要する日数が本来ならば追加されることになります。
    小切手の振出しから現金化までの日数は、預金口座開設に必要な日プラス3営業日です。
    しかし、厳格に運用を守ると小切手を受け取った人は一部の限られた人しか現金化出来ないことになり、不利益を被る人が出かねません。
    そこで、特定線引小切手は指定した銀行と取引がある銀行に小切手が持ち込まれた場合に限り、しるしとして記載された銀行以外の金融機関に持ち込まれた小切手であっても現金化可能としています。

    このため、一部の外国銀行経由での小切手現金化が行えないというだけの制限となり、小切手現金化に必要な日数は3営業日後という縛りのみで済むことになるわけです。

    もし振出人が指定した金融機関が、特定線引小切手の指定を守らずに当座預金から払い出しした場合には、振出人に対して損害賠償請求しなければならないという規定があります。

    先日付小切手の取扱は現金化可能な日数に注意しよう

    先日付小切手の取扱は現金化可能な日数に注意しよう
    小切手の現金化を行う際に注意しなければならないこととして、先日付小切手を受け取った場合についての取扱があります。
    先日付小切手とは、振出人が振出日を未来の日付指定で受取人に渡すことを意味します。
    小切手の本来の使い方としては、現金と同じですから振出日は小切手を渡す日と同日であることが基本です。
    しかし、相手に対して慣習として未来の日付を記載した小切手を渡すことは現実問題として有り得ます。
    小切手による決済を行う際には、相手との信頼関係が前提にありますが、納品日が先という場合には納品日の日付と合わせるといった場合が考えられるからです。
    しかし、先日付小切手は、取扱に注意しなければ信頼関係が破綻する原因となりかねません。

    先日付小切手は振出日の3営業日後までが現金化の日数となる

    先日付小切手を受け取った場合には、銀行への持ち込みはマナーとして振出日として記載された未来の日付に合わせることが望ましいです。
    なぜなら、振出人は記載した振出日の日付に合わせて現金を当座預金口座へ預け入れする予定でいるわけですから、少なくとも不渡りを出さないために受取人は協力する必要があるからです。
    このため、実際に先日付小切手を受け取った日よりも振出日が例えば7日後だった場合には、7日後に銀行へ小切手を持ち込み3営業日後に受取人口座への入金という流れになります。
    合計10日後まで待てないという理由で、小切手受取人が振出日よりも前に銀行へ先日付小切手を持ち込んだ場合が問題となるわけです。

    振出日よりも前に持ち込まれた先日付小切手は有効であるが不渡りになりやすい

    小切手を受け取り慣れていない個人にとっては、先日付小切手は通常の小切手と基本的に同じ振出日付が未来となっているだけに過ぎません。
    このため、うっかり銀行へ小切手を持ち込み現金化依頼をすることが有り得ます。
    実際に振出日よりも早く持ち込まれた先日付小切手は、手形交換所経由で取立が行われて振出人の当座預金口座から支払いが行われてしまいます。
    結果的に振出日より前に持ち込まれても銀行は拒否出来ないために、小切手の現金化が行われますが、当座預金口座の預金残高が少なければ不渡りという形になりかねません。
    2度の不渡りで銀行取引停止となる点は変わらないので、先日付小切手は振出人にとってもリスクが高い使い方と考えられるので、面倒でもなるべく先日付小切手は振り出ししないことが望ましいです。

    小切手の現金化に要する日数は小切手に記載された情報により変わる

    小切手の現金化に要する日数は小切手に記載された情報により変わる
    小切手の現金化を行う際には、振出人との関係性を重視した上で小切手に記載されている情報を確認することで、現金化に要する日数が分かります。
    持参人払小切手ならば、指定された支払い地の銀行支店へ持参人が出向くことで裏書きするだけで本人確認書類印鑑持参により即日現金化可能です。
    一方、線引小切手については多額の現金支払いを安全に行うための工夫が施されており、基本的に手形交換所経由での預金口座間移動となるために3営業日後の現金化となります。