クレジットカードを濡らした場合の正しい対処法を徹底解説

クレジットカード 保管

ライター:こうじ

クレジットカードは、旅行先や大型家電など高額な商品を購入する場合だけでなく、最近ではインターネットでの買い物にも欠かせないものとなっています。

利用する機会が増えるほど、「ついうっかり」傷つけてしまったり、水に濡らしてしまったり、様々なトラブルに遭うことも増えています。

そういったトラブルの中で「クレジットカードを水に濡らした場合」について、解説していきます。

万が一クレジットカードが水濡れした場合に慌てることがないように、しっかりと参考にしてください。

この記事でわかること
  • クレジットカードは水濡れ程度では、使用に支障ない
  • 半面、熱、圧力、磁気に弱い
  • 水濡れでクレジットカードが破損する要因
  • 万が一破損した場合の対処法
  • クレジットカードの適切な管理方法
この間、ついうっかりクレジットカードに水がかかってしまったんだけど、大丈夫かな?ICチップが付いているって言ってたけど。
クレジットカードは水濡れ程度じゃ使えなくなることはないよ。でも、慌てて使えなくなってしまわないように正しい対処法を知っておくと良いよ。

水濡れでは問題ないクレジットカード|正しい対処をすることが大事

水濡れでは問題ないクレジットカード|正しい対処をすることが大事
クレジットカードは水濡れには強い素材を使っているため、使用できなくなることはまずありません。

しかし、場合によっては別の要因で使えなくなってしまうことがあり、また水濡れ後の対処法を間違ってしまうと、使用できなくなります。

クレジットカードが水濡れに強い理由や対処法について詳しく解説していきます。

クレジットカードが水濡れに強い理由

クレジットカードの本体部分は、PVCと言われるプラスチックの1種で作られており、以下の溶液に一定時間浸しても使用上問題ないものでなければならないと規格で定められています。

使用上問題ないものでなければならないと定められている溶液
  • 濃度5%の食塩水
  • 濃度10%の砂糖水
  • 濃度5%の炭酸ナトリウム液
  • 濃度60%のアルコール
  • 不凍液やガソリン

また、クレジットカードに付いている非接触型端子と呼ばれるものICチップや磁気ストライプ部分も水には耐性があるため、水に濡らした程度では基本的に使用上問題ありません

クレジットカードの素材や強度は、規格で定められているんだな。
素材や強度だけではなく、そもそもクレジットカードのサイズやカード番号、磁気ストライプの位置なども規格で定められていて、世界共通なんだ。海外旅行に行った先のカードリーダーにも適用できるクレジットカードじゃないと意味ないからね。

水に濡らした際の対処法

クレジットカードは、基本的に水に濡らした程度では使用上問題ありませんが、ティッシュや乾いたタオルで拭き取ることをお勧めします。

自然乾燥でも問題ありませんが、乾いた後でシミや汚れになることがあります。

磁気ストライプやICチップを拭き取る際は、擦るとキズ付けてしまうことがあり、そのことが要因で使用できなくなる可能性があるため、優しく丁寧に拭き取ってください。

手っ取り早く、ドライヤーなどで乾燥させてはダメなのか?
それは絶対にやってはいけないんだ。水に濡らしてしまうとつい慌ててやってしまいそうだけど、クレジットカード破損の要因になるんだよ。これから詳しく解説しよう。

水に強いクレジットカードは熱、磁気、物理的な力に弱い

水には強いクレジットカードですが、以下の原因で使用できなくなることがあります。

熱に弱い

クレジットカードの本体であるPVCは、水には強いものの熱の耐性は低く、概ね65℃以上の熱にさらされ続けると、反りや曲がりなど変形を生じます。

  • ドライヤー
  • 沸騰したお湯
  • 洗濯の乾燥機

などに入れてしまうと変形する可能性があり、使用できなくなります。

磁気に弱い

クレジットカードの磁気ストライプは、他の磁気の影響を受けやすいため、付近に磁気を帯びたものを置いておくと、使用できなくなることがあります。

また場合によっては磁気を帯びたものも破損する原因となります。

物理的な力

クレジットカードは物理的な力により、変形することがあり、その場合使用できなくなります。

特に膨らんだ財布の中にしまっておくなど、一定の物理的な力が長時間かかると変形してしまい、元に戻すことは非常に困難です。

だから水に濡れてもドライヤーで乾燥させてはいけないんだな。
そうだね。他には、車内放置も変形の原因になりやすいんだ。65℃まで上がることはなかなかないけれど、長時間高熱にさらされるからね。まぁ車内放置は安全面でも問題ありだけどね。

水に濡らして破損するケース

クレジットカードは水に強いため、単に濡れた程度で破損することはありませんが、

水に濡らした際に他の要因が元で破損することがあります。

洗濯機にかけてしまった場合

洗濯洗剤が入っていても水濡れによって破損することはありませんが、洗濯機の回転によってクレジットカードに物理的な力がかかり、変形の要因となります。

乾燥機にかけてしまった場合

洗濯の後にかける乾燥機でも、破損の要因となることがあります。

乾燥機の内部は高温であり、機種によっては100℃近くになることもあるため、クレジットカードが変形することがあります。

硬いものと一緒にポケットに入れていた場合

衣類のポケットの中にクレジットカードと一緒に硬貨など硬いものをいれたまま洗濯機にかけてしまうと、磁気ストライプICチップなどを傷つけてしまうことがあります。

熱湯の中に入れてしまった場合

熱湯をちょっとかけた程度では問題ないでしょうが、何かの弾みで熱湯などにクレジットカードを入れてしまった場合などもクレジットカードが変形することがあります。

水に濡らした程度では破損することがなくても、それに関連することが破損の要因になることがあるんだな。
そうだね。この他にも水たまりなどに落としてしまった場合なども、クレジットカードが傷ついてしまう可能性があるね。

万が一破損した場合の対処法

万が一破損した場合の対処法
もし水に濡らした際、何らかの要因でクレジットカードが破損してしまった場合は、クレジットカード会社に連絡し、再発行の手続きをしなければなりません。

大きな反りや曲がりなどの変形や磁気ストライプ、ICチップが傷ついているなど外見上はっきりと破損と分かる場合であれば良いのですが、破損が見分けられない場合もあります。

そういった場合の対処法を詳しく解説していきます。

破損してしまったら再発行しか方法はないのか?
そうだね。残念ながら他に方法はないね。しかも再発行には日数がかかるから、もし使えなくなった場合の備えとして、もう一枚クレジットカードは作っておくと良いかもしれないね。

破損しているかを確認

何らかの事情でクレジットカードを水に濡らした場合は、慌てずに先ずは外見上破損しているかどうか、以下のポイントを中心に確認してください。

  • クレジットカードに反り、曲がりなどの変形があるか
  • 磁気ストライプ、ICチップに傷があるか
  • サインパネルの模様が消えていないか
  • ホログラムに傷はないか

上記のポイントに該当してしまった場合は、その時点でクレジットカードを交換しなければなりません。

また、該当していなかった場合も、使用可能か動作確認をしなければなりませんが、これは実際に使ってみるしかありません。

少額の買い物やガソリンスタンドやコンビニなどセルフレジで使用してみてください。

コンビニなどに設置されているATMでの動作確認は、万が一使えなかった場合ATMの故障の原因になる可能性があるため、お勧めできません。

動作確認の際は、万が一使えなかった場合のために現金を忘れないようにしないとな。ところで、サインパネルの模様が消えていたり、ホログラムに傷が入ってしまったらなぜ交換しなければならないんだ?
サインパネルの模様が消えていたり、ホログラムに傷が入っていてもカードリーダーを通す際には問題ないんだけど、店員がクレジットカードを見た場合、偽造を疑われる可能性があるんだ。

クレジットカード会社に連絡し、再発行手続きを

万が一クレジットカードが破損した場合は、再発行の手続きをしなければなりません。

すぐにクレジットカード会社に連絡してください。

再発行には日数が掛かりますし、1,000円前後の再発行手数料がかかることがあります。

もちろん新しいクレジットカードが到着するまでは、破損したクレジットカードで買い物はできません。

再発行するのに時間も手数料もかかるのかよ。まぁ、そんな時のためにもう1枚クレジットカードを持つのは良い方法だよな。他には何か良い方法はないの?
そうだね。特にこだわりがないんだったら、破損した今のクレジットカードを解約して、即日発行してくれるクレジットカードに加入する方法もあるね。また、もし更新時期が近いのであれば、新しいクレジットカードが郵送されるから再発行手数料はかからずに済むよ。

破損したクレジットカードの処分は適切に

破損したクレジットカードは、クレジットカード会社によっては新しいクレジットカードを再発行する際に返却を求めることがありますが、基本的に処分することをお勧めします。

ただし、いくら破損したクレジットカードだからといってゴミ箱にそのまま捨ててしまうことは、個人情報の漏洩不正利用のリスクが高いためお勧めできません。

処分するクレジットカードは、シュレッダーでの裁断が望ましいですが、ハサミの場合はできるだけ細かく裁断してください。

以下の部分は、特に細かく裁断することが望ましいです。

細かく裁断した方が良い箇所

  • 名前
  • 会員番号
  • 有効期限
  • セキュリティコード
  • 署名欄
  • 磁気ストライプ
  • ICチップ

裁断した後で捨てる際には、複数回に分けて捨てるようにして下さい。

併せて明細書や請求書なども細かく裁断し、復元できない状態で捨てるようにして下さい。

最近ではレアなデザインのクレジットカードも出ていて、使えなくなっても処分まではしたくないんだけど、何か良い方法はないの?
自分でしっかりと保管するのであれば、処分する必要はありませんよ。

クレジットカードの適切な保管方法

クレジットカードの適切な保管方法
水濡れでは破損しないものの、その他の要因で大事なクレジットカードが破損することがないように、適切に保管しなければなりません。

これから適切な保管方法について解説していきます。

最終的には、クレジットカードはどのように保管していたら良いんだ?
財布のカードポケットやカード入れなどがオーソドックスだよね。

磁気に近づけない

磁気ストライプは、他の磁気の影響を受けやすいため、他の磁気ストライプが付いたカードや銀行の通帳などと一緒に保管しないようにして下さい。

クレジットカードが破損するだけではなく、一緒に保管していたものの磁気ストライプも破損する可能性があります。

また、ネットで買い物することが多い人は、パソコンやスマホのそばにクレジットカードを置きっぱなしにすることがありますが、磁気の影響を受ける可能性があります。

面倒くさいでしょうが、置きっぱなしにはしないようにして下さい。

この他、車のカギやカードキーなども磁気を帯びているため、近づけないようにしておいてください。

こうしてみると身の回りのものって、結構磁気を帯びているものが多いんだな。
そうだね。だからこそ、面倒くさいだろうけど使用した後は、カード入れなどにしまうようにした方が良いね。

高温の中で保管しない

クレジットカードは熱に弱いため、概ね65℃を超える高温の中で保管し続けていると変形することがあります。

従って、車の中を始め、ストーブやヒーターの付近など高温になりやすいところでの保管は厳禁です。

また、熱湯でも変形の原因となる可能性があるため、キッチンや食卓の上に置きっぱなしにすることも避けた方が良いです。

キッチンは電子レンジやIHクッキングヒーターなど磁気を帯びているものも多いから、避けた方が良いな。
良く知っているね!特に誤って電子レンジにかけてしまった場合、クレジットカードから火が出る可能性もあるから、注意しないとね。

膨らんだ財布は避ける

他の磁気の影響を受けることはほとんどないため、財布のカードポケットは適切な保管場所と言えますが、小銭などで財布が膨らんでしまっている場合は破損の原因となります。

長い時間、膨らんだ財布の圧力がかかることでクレジットカードが変形する可能性があります。

できるだけ、スッキリとした財布のカードポケットに保管して下さい。

小銭で膨らんだ財布以外に物理的な力で変形してしまう要因って何があるんだ?
そうだねぇ。カバンやバッグの中に無造作にクレジットカードを入れている場合かな。この場合は、クレジットカードに傷つけてしまう可能性もあるね。

サインパネルの汚れはそのままにしておく

クレジットカードをきれいな状態で使用したい人も多いと思います。

中にはサインパネルが汚れているのも気になって、アルコールなどできれいに拭き取ってから改めてサインし直したいと考える人もいるかもしれません。

しかし、サインまで消してしまう溶剤で拭き取ってしまうと、サインパネルの模様まで消してしまう可能性があります。

そして、サインパネルの模様が消えた状態で店員に見せた場合、サインを改ざんしたとみなされ、無効扱いとなる可能性があります

従って、サインパネルが汚れてしまっても、そのままにしておいて下さい。どうしても汚れが気になる場合は、再発行の手続きをお勧めします。

サインパネル以外のところの汚れは、どうしたら良いんだ?
料理等がクレジットカードに付いてしまった場合は、水で薄めた中性洗剤をタオルに含ませ軽く拭いた後、水に濡らしたタオルで拭き取り、自然乾燥されると良いよ。料理などの異物が付いたままだと、ATM等で引っ掛かる可能性があるから拭き取っておいた方が良いね。

いざという時に困らないためにも大切に保管を

いざという時に困らないためにも大切に保管を
クレジットカードは今や日常生活に欠かせないものになっています。

水に濡らした場合は慌てることなく拭き取り、外見上破損が見当たらなければ少額の買い物で利用するなど動作確認をしてください

万が一破損した場合はクレジットカード会社に連絡し、再発行の手続きをしてください。

そして、いざ使いたい時に、破損していたということがないように、磁気、熱、物理的な力を避け、適切に保管して下さい。