LINE PayはLINEを使うときに活用できるサービスの1つです。
最近コンビニなどでLINE Payについてよく見かけるでしょう。
中には、LINE Pay利用の導入や出入金方法がよく分からない方もいます。
使い始めてみたものの「たくさんチャージしすぎて、現金化したい」、「ポイントを換金できないものか?」など現金化の可否やそれにかかる手数料が気になる方もいるでしょう。
今回の記事では、LINE Payの現金化にかかる手数料について解説します。
現金化にLINE Payをおすすめする理由!
まずはLINE Payが現金化にオススメな理由を説明するよ
LINE Payの特徴について
LINE Payは、スマホアプリとして広く認知されている無料通話アプリです。
友人同士でのチャットや電話ができる機能が備わっていて、世界中に1億人以上の利用者がいます。
LINE Payは、そのLINEを運営する会社が提供する、LINEと一緒に使える送金・決済サービスです。
LINE アプリをダウンロードして、ウォレットを開けばLINE Payも同じアプリの中で使えたわけです。
しかし、現在は、LINE アプリとは別にLINE Payアプリをダウンロードして使う仕様に変更されています。
LINE Payのサービスでできることは以下です。
- 残高のチャージ
- ポイントの獲得/インセンティブ
- 口座出金やセブン銀行の出金
- 加盟店での支払い
- 送金
- ギフト・クーポンの取得
- お店の検索機能
- 支払いの履歴
LINE Payに入金するとその金額が残高として表示されます。
アプリを取得したばかりで、入金してない状態では残高が「0円」と表示されます。
残高に表示されている金額はそのまま出金できる金額の目安にもなるので、手数料を除いた金額を銀行口座やセブン銀行などで現金にすることが可能です。
LINE Payの目玉の一つで、支払い決済時のポイント獲得やインセンティブなどです。
ポイントが貯まると決済で利用したり、ギフトに交換できるなど、サービスが充実しています。
LINE Payアカウントの残高に表示されている金額から銀行口座やセブン銀行に出金する機能として開始されたサービスです。
電子マネーの多くは、一度チャージすると現金に戻すことができず、現金化業者を介して、8~9割程度の換金率で口座に振り込まれます。
LINE Payでは口座やスマホATMなどから出金できます。
コンビニやお店での買い物にLINE Payのインストールされたスマホを用意することで、決済時にLINE Payを使用することができます。
決済に現金が一切必要なく、キャッシュレスな支払い方法として役立ちます。
友人や会社の飲み会などで割り勘にした支払いを後でLINEを通して、送金するサービスです。
何かの支払いや参加費の徴収などにも使えます。
LINE Pay独自のギフトやクーポンを用意することでさらにお得な利用を可能にしたサービスです。
出金だけでなく、ギフトを活用したポイントの現金化手段として一部使えます。
周辺のお店を探すなどして、LINE Payを使える店舗を検索して情報をチェックできます。
LINE Payを通じて支払われた決済や取引をスマホの画面でいつでも履歴チェックできるサービスです。
以上の通り、決済や送金に関連したさまざまなサービスを受けられるので、送金・決済でアプリと銀行口座を繋ぐ役割を果たしてくれます。
さらに、LINE Payにできることは、大きく以下の3つに分けられます。
- 残高の管理(入金・出金)
- アプリ同士の送金
- ポイントの獲得やチェック機能といった利便性に関わる役割
キャッシュレス決済で必要不可欠な要素を押さえてあるので、普段使いにも便利でありながら、現金化などに応用した活用の仕方もできます。
本格的な利用は本人確認が必須?
LINE Payを安全に使いこなすためには、パスワードの管理や認証などが大切です。
7Payの問題で取り上げられたような二重認証の不備などは多くの人の記憶に新しいでしょう。
そのときに重要となるのが、本人確認です。
本人確認をしていない状態では、LINE Payの利用が制限されるシステムです。
- 送金
- 割り勘機能
- 口座への出金
- 利用限度の枠引き上げ
などがあります。
現金化をするためには、出金機能の制限を解除する必要があるので、必ず本人確認をしましょう。
LINEポイントを貯める!
LINEポイントは還元ポイントとしてアカウントにたまるポイントのことです。
ポイント獲得やインセンティブによるものなどで、徐々に溜まっていきます。
貯まったポイントは決済時に使えます。
当然ながら、現金化の手段として、獲得したポイントを現金に換える手段も存在するなど、後ほど詳しい方法について解説します。
クレジットカードとして使えるLINE Payカードがある!
LINE Payにチャージや送金するなどして、残高を決済に利用することができます。
効率的な決済をするための方法には、LINE Payカードがあります。
LINE Payカードはプリペイド型クレジットカードやデビットカードのような機能が付属しており、LINE Payカードを通して通販や店舗で買い物ができるのです。
- バーチャルカード
- プラスチックカード
基本的に、1つ目のバーチャルカードは、アプリ内で使うことを目的に使われるカードです。
番号が表示されてオンライン決済にのみ利用されます。
バーチャルカードのメリットは、使い始めたいと思ったときには、申し込めば即時利用可能な点です。
一方で、2つ目のプラスチックカードではオンラインだけの買い物に限らず、LINE Payカードが利用可能なお店でプリペイドとしてクレジットカードみたいに使えるでしょう。
バーチャルカードの利用を開始した人は、すぐにでもプラスチックカードを発行することが可能です。
ただし、発行するには、LINE Payアプリではなく、LINE アプリが必要と少し変わっているため、発行するときには注意が必要です。
先にLINE Payカードを所有している方は、後からバーチャルカードを申し込むことができます。
LINEギフトで現金化のギフトカードを贈与!
LINE Payアプリを使用することで貯まったポイントは、出金に使えなくなったので、ポイントを決済や出金に直接的に使うことができない事情があります。
そのため、貯めたポイントを一度LINEギフトで交換してから、ギフトカードで現金化をはかるのが一般的です。
ただし、2019年に開始されたamazonギフト券は、「友だちへのギフト限定」となっています。ギフトの贈り方に注意しましょう。
LINE Payの現金化が可能な3つの方法と手数料の詳細は?
ここでは、具体的な現金化の手段を紹介するよ!
パターン1.銀行口座に出金
LINE Payの残高を現金化するには、銀行口座から出金する方法があります。
いわゆる、口座に引き出すことです。
- 銀行口座に出金するメリット
- 銀行口座に出金するデメリット
- 銀行口座に出金する手数料
メリットは、直接銀行やATMに行かなくても手続きを完了できることです。
もちろん、引き出しで現金を受け取る際は別に足を運ぶ必要があります。
また、安全確実で誰でも出金できる方法としては、銀行口座の出金が効率的です。
銀行口座に入金する過程で、出金手数料と引き出し手数料の2種類が発生するというデメリットがあります。
手数料については、LINE Payへの出金が「手数料無し」であるのに対して、銀行口座に出金は「税込・220円」がかかります。
そして、この220円は、出金金額から引かれて振り込まれるので、例えば、500円残高にあったとして、全額を振込みに使う際は、残り280円が所持する銀行口座に振り込まれるのです。
220円以下の残高しかない場合は口座への出金を行うことができません。
パターン2.セブン銀行で出金
次に、セブン銀行で出金する方法があります。
銀行口座に出金する方法との最大の違いは、所持する口座を介さずに、直接スマホのアプリから残高を現金として受け取れること。
- セブン銀行で出金するメリット
- セブン銀行で出金するデメリット
- セブン銀行で出金する手数料
所持する口座を介さずに、直接スマホのアプリから残高を現金として受け取れるため、銀行口座に出金してさらに引き出すという二度手間もありません。
スマホでQRコードを読み取るだけなので、キャッシュカードも必要ないでしょう。
最低利用金額が存在し、入出金どちらも1000円からです。
理由は、セブン銀行では貨幣を扱っていないので、1,000円単位でしか取引ができません。
また、セブン銀行の出金は、1日あたり1万円までと決まっています。
なお入金には上限枠がありません。
手数料は、セブン銀行の定める「税込・220円」が出金時にかかります。
一方で、入金(チャージ)には、手数料はかからないシステムです。
さらに上記とは別に、LINE Payカードでも同様にキャッシュカードとしてセブン銀行で出金を行えます。
パターン3.amazonギフト券
上の2パターンと少し毛色が違うのが、amazonギフト券などの電子マネーを介した現金化です。
残高を出金したい場合にはまず使われない方法で、クレジットカードによるギフト決済やポイント利用によるギフトで現金化による出金が可能です。
LINEポイントは1pt=1円で扱われているので、3,000円分のamazonギフト券をギフトで贈る場合は、3,000pt必要でしょう。
amazonギフト券をただ使うのではなく、現金化として使用する場合には、手数料がかかることに気をつけることです。
口座出金と比べて、買取業者の手数料がかかり、ロスが大きいため手数料が馬鹿になりません。
一般的に15~20%は現金化の段階で手数料として取られてしまうので、amazonギフト券に一度変える方法はあまりおすすめできないのが現状です。
また、LINE Pay カード(バーチャルカード)がamazonギフト券の購入決済をする場合、結果的にLINE Payのアカウント残高を支払いに使うことになるので、業者を使えば、上記の換金率で取られる手数料が生じます。
ポイントを使って現金化するときは、減損を強く意識しない人もいるので、「ギフト券として使ってはだめなのか?」「どうしても現金化すべきなのか?」など十分に検討が必要でしょう。
利用の際は気をつけましょう。
LINE Payポイントの使い道は現金化か?それとも使えない?
LINE Payポイントは残高とは別に管理されています。
出金できる残高に含まれないこのポイントは、現金化できるのでしょうか。
現金化の可否や注意点について説明します。
LINE Payでクレジットカードのチャージはできない!
まず、大前提として、LINE Payの残高チャージにクレジットカードを使用することはできません。
主に直接的な現金化を防ぐための施策・システムとしての影響がここにあらわれています。
つまり、クレジットカードで支払い、LINE Payアカウントを通じて、銀行口座に現金を出金することは一切できないと考えましょう。
そのため、ギフトを通してクレジットカードを現金化できるでしょう。
登録できるクレジットカードはVISA/mastercardの国際ブランドだけなので、アメックスやJCBは使えません。
実際に使用するならば、随時、使用可能な国際ブランドをLINE Pay公式サイト等で最新情報を確認する必要があります。
ポイントを残高に送れない!
それからもう1点、LINEポイントをLINE Payアカウントの残高に移動させられません。
2020年に始まったLINE Pay内の規制で、出金の際にポイント現金化を防ぐ狙いがあるのです。
LINEポイントは、過去のポイントであっても同様に制限されます。
したがって、「LINEポイント」に名前が変更される以前に獲得した「LINE Payボーナス」に該当するポイントも出金可能な残高に移せなくなった訳です。
この影響で、気軽にLINE Payを使って現金化する手段ができなくなったのは確実でしょう。
LINE Payを使った現金化の手順
銀行に行けばいいのかね?
LINE Payを使った現金化の手順についてかんたんに説明するよ!
ケース1.銀行口座に出金の手順
銀行口座に出金する場合は、残高を所持する口座に出金するための手続きを開始することで可能です。
- 残高を確認する
このとき、出金は本人確認が前提となるので、先に本人確認を済ませておく必要があるでしょう。 - LINE Payの設定から銀行口座を選ぶ
口座を登録していない場合は、新規に銀行口座を登録します。 - 出金する金額を入力して、確認をタップする
残高に対して、手数料が上回っていないかを確認して、可能な金額を入力します。 - 入力した金額と手数料が画面に表示される
最終的な取引金額がいくらになるのかを確認画面でチェックします。 - 下の出金ボタンをタップ
ボタンをタップすることで出金が完了します。 - 残高履歴で確認できる旨が通知される
すべてが完了すると、後から取引の詳細をアプリで履歴を確認できます。
ケース2.セブン銀行で出金の手順
次はセブン銀行で出金する際の手順です。
- 残高を確認する
出金前に自宅で残高を確認して、それからATMに向かいます。 - セブン銀行のATMに行く
セブン銀行で出金の場合は、直に足を運ぶ必要があるので、携帯スマホを持ってセブンに行きます。 - ATMにQRコードを表示させる
ATMを「スマートフォンでの取引」を選択してQRコードが画面上に表示されます。
それにより、スマホからの出金を可能にする画面を開く準備をします。 - LINE Payのメニューからセブン銀行ATMをタップ
QRコードを読み込めるようにするため、スマホの画面を操作します。
するとパスワード入力画面が立ち上がります。 - LINE Payアプリのパスワードを入力
設定済みのパスワードを入力します。 - 企業番号と仮発行されたワンタイムパスワードを入力
スマホの画面に表示される番号があるので、企業番号とワンタイムパスワードを入力すれば、出金可能です。
※上記に手順として説明しなかった「LINE Payカード」を挿入した出金は、銀行口座のキャッシュカードで出金するのと手順がほとんど同じであるため詳しい説明は省きます。
ケース3.amazonギフト券の現金化手順
amazonギフト券の場合、上の2ケースとは違い、出金ではなく、現金化による換金をするのがメインです。
実際に業者を選んだ場合を仮定して、手順を説明しましょう。
- LINEギフトやLINE Payカードでアマゾンギフト券を自分のアカウントアプリに贈る
- ギフト券の現金化業者を探して、申し込む
- amazonギフト券をチャージせず、コード番号をギフトの現金化手続きの際に入力
- 銀行口座や必要事項などを記入し、本人確認などを済ませる
- 口座に現金が振り込まれているのを確認して手続き完了
amazonギフト券以外にも業者がギフトで換金できると認めているものなら、amazonのギフト券にこだわらずとも現金化することが可能です。
LINE Payで現金化するメリット・デメリット
ただし、ポイントは残高に移せねえから、現金化業者を頼らないといけないデメリットがあるぜ!
メリットがたくさん?残高なら手数料だけで現金化できる!
LINE Payでは、現金化のことを事実上の「出金」と表現することができます。
その背景には、LINE Payの残高を銀行口座に移したり、ATMで現金を受け取れるサービスをLINE Payが実現したことにあります。
また、もう1つのメリットとして、LINE Payで決済に使ったとき、ポイントが貯まって、それをギフトに交換できること。
クレジットカードの請求や残高チャージに使った現金、友人からの送金以外にも現金化できる対象がポイントとして獲得できます。
デメリットはポイントの移行が不可!
LINE Payを利用した現金化のデメリットは、銀行口座出金の場合に、利用する曜日や限度額が指定されていることです。
銀行営業日にしか出金手続きができないので、土日や夜に出金の手続きをしておくなどの方法が使えません。
もう1つのデメリットとして、ポイントを直接残高にチャージできないことです。
先に説明したポイントの残高へ移動することの規制が会社側によってされたことで、ポイントを残高に送って、それを口座に送えないのです。
そのため、ポイントを貯めてギフトで交換するか、決済などに利用するかの使い道に限定されます。
LINE Payなら一定の手数料で現金化ができる!
今回は、LINE Payを使った現金化について、LINE Payの概要や出金方法・手順などについて取り上げました。
効率的にポイントを獲得したり、友人とのやり取りで残高に貯まったお金を出金手続きで現金化してみるのです。
また、ギフト券やクレジットカードとして現金化する場合は、業者に依頼すると効率的でしょう。