マイニングを現金化する方法とは?発生する税金対策や課税対象・時期についても解説!

マイニングを現金化する方法とは?発生する税金対策や課税対象・時期についても解説!

ライター:たける

マイニングをしている人やこれから始める人にとって気になるのが、得たビットコインの現金化や報酬の税金です。

マイニングでは、ビットコインを現金化することでしか現金を入手することができないため、必ず現金化手段を用意します。

また、収入があるということは雑所得のようにマイニングで得た報酬が税金支払の対象になって確定申告を必要とすることもあります。

そこで、先に理解しておきたいのが基本的なマイニングの知識や現金化方法、税金に対する考え方などです。

マイニングの現金化方法について

マイニングの現金化方法について
マイニングは暗号資産(仮想通貨)において大事な役割の一つです。
仕組み上、ビットコインの運用には欠かせない暗号解読の一部を任せられており、中央集権のような運営元がいないことから、サービス全体を維持するためにマイニングが行われます。

しかし、報酬がなくてはマイニングができないのも事実であり、有志の人たちはその僅かな報酬と引き替えに自主的にマイニングに取り組み、その報酬(ビットコイン)を現金化することで自国の通貨にしています。

マイニングは自分でできる現金化の1つと聞いたんだが、どうやるんだろうか?
マイニングの場合、報酬として受け取ったビットコインという暗号資産(仮想通貨)が現金化の対象となるんだ。
ビットコインで受け取って、それを日本円の現金にできるってこと?
現金化取引ができる業者は、利用登録時にビットコインと現金の双方向のやり取りができる仕組みをもとから構築している。だから、報酬ですでに持っているビットコインをいつでも気軽に現金にできるぞ。
他の現金化とマイニングでのビットコインの換金は何が違うの?
クレジットカードやギフト券のような金券を現金化することとの大きな違いは、国があまり推奨していない換金行為に対して、ビットコインを円に換えることは暗号資産(仮想通貨)の基本的なこととして国に認識されている。クレジットカードやギフトは換金したい人が業者と取引を勝手にしているだけで国の推奨ではないし、逆にマイニングは現金化をしても国や法律からすれば何ら問題ないんだ。

マイニングとは

世界中で沸騰するビットコイン人気があり、その背景には暗号資産(仮想通貨)の使用があります。
日本もその影響を受けて取引する人が増え、ビットコインを含めて数千種類のコインが存在するのです。

しかし、単純な取引だけでなく、ビットコインにはマイニングと呼ばれる方法があり、それを現金化して円に換金することができます。

マイニングは「採掘」を意味する言葉で鉱山などで金鉱を掘ることを指します。
ビットコインでは、このマイニングが仕組み上不可欠となっているのが特徴です。

通常、ビットコインは中央集権管理のない、分散的な管理をし、P2P(ピア・ツー・ピア)で暗号資産をやり取りします。
このとき、安全性を高めているのがブロックチェーン技術です。

マイニングとは?
分散型台帳による履歴の記載からブロック単位で管理し、次のブロックに紐付けて保管することで、改ざんや紛失等が滅多にできないようになっています。
その暗号を解く作業がマイニングです。

マイニングでは、最初に暗号を説いた人が、ビットコインを報酬としてもらえます

なぜマイニングが現金化のできるビットコインを入手できるかといえば、取引履歴のブロックの暗号を解くには大量の高度な計算(ハッシュレート)が必要となり、次を追加する承認作業をする代わりに、わずかばかりの報酬を得ているというわけです。

マイニングの現金化ができる3つの場所

マイニングの現金化ができる3つの場所

繰り返し、マイニングをすることで得たビットコインなどの報酬は、

  • 取引所
  • 販売所
  • ビットコインATM

で売ることができます。

まず、ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の取引所では、利用者同士でビットコインの売買を行えます。
有名な取引所は、Coincheck(コインチェック)やbitFlyer(ビットフライヤー)、GMOコイン、最近できたDMM Bitcoin.などもあります。

これらを利用する場合に見るべきポイントは、取引所の仕組みがあくまでも業者とのコイン取引ではなく、個人や法人を相手とした利用者とのコイン取引であるという点です。

数量や価格を決めて「板」を通して売れます。
売り手と買い手が一致して売買が成立することで初めて現金化することができます。

もちろん、販売所利用には利用登録や身分証チェックなどを先に済ませて、登録住所などでの郵送や本人確認をする必要があるでしょう。
そのうえで、好きな取引所で売買を行い、現金に換金するわけです。
その場の指値で売っても十分な価格にはなるため、マイニングの現金化といえばこの取引所が最初に挙がります。

次に、マイニングの現金化として暗号資産(仮想通貨)の「販売所」があります。

販売所は取引所を利用できる人なら同じように利用できますが、現金化する際の仕組みが異なります。
それは、取引所では利用者同士の売買であったのに対し、販売所では業者との直接取引で現金化することです。

取引所を利用しても販売所が現金化であまりおすすめされない理由としては、スプレッドによる差額で得られる額が下がってしまうことにあります。
買い手を待つ必要がないため、すぐにでも売りたいという場合には販売所が使われます。

取引所と販売所ってコインを売って現金にするという仕組みが似てるけど、同じ業者で両方が使えるの?
その通り。ちなみに、取引所と販売所に共通しているのが、売買業者に登録してビットコインを扱うことだ。現金を引き出すときは指定の銀行口座などに日本円として送金してくれるサービスもある。これが大きな共通点といえるし、同じような業者が多い理由でもある。
取引所利用は、絶対に業者を通さないとダメなの?
そうなる。国も届け出をした業者にしか取引所の運営は認めていないんだ。暗号資産(仮想通貨)はあくまでもデジタルなお金で実際の現物通貨のようなものがなく、オンラインでのやり取りを必要とする。現金化には届け出をした取引所などの業者が不可欠で、そこを通して初めて一般の人は現金交換の形を取れるんだ。

そして、最後の方法が「ビットコインATM」です。
銀行やコンビニで見かける一般的なATMと仕組みは現金の出勤ができるという点で基本的に同じですが、日本でビットコインATMは世界から見たときの登録数が1台とごくわずかしかなく、業者登録が必要なことや中にはすでに取引停止にされたものもあるのです。

実質的に、日本でマイニングして得たビットコインは、ビットコインATMを介して現金化することはまずできません。
したがって、換金方法は海外のビットコインATMで現金化するか、取引所・販売所を利用するのが一般的です。

例えば、最も多くのビットコインATMがあるのはアメリカで2万台以上を設置しています。
次に、カナダ、イギリス、オーストリアで日本に近いのは香港(120台以上)です。

友人・知人に送って現金に換える方法

ビットコインは業者や同じ利用者の第三者に送金するか、ビットコインATMに交換するのが手っ取り早く制限の少ない方法です。
しかし、条件次第では、ビットコインを友人・知人に送付して現金に換える手段も存在します。

まず、ウォレットと呼ばれるビットコインを保管する機能があり、日本では業者が用意しています。
互いにこのウォレットをもっている場合は、個人を指定して直接トークンなどのやり取りでビットコインを送ることができます。
つまり、ビットコインの取引で相手に送付し、現金を銀行口座に振り込んでもらうのです。

この方法の欠点としては、

  • 取引の金額や現金のやり取りが直接的に履歴として残らない
  • 知人などでない相手に送る場合に詐欺に遭遇するリスクが高まる

ことです。

ビットコインでは、ときどき詐欺事件がSNSなどで発生しており、儲けを出そうとして、知らない人に送る現金化で所有するビットコインを奪われるというわけです。

ビットコインを知り合いに売るのは良いけど、知らない人には売っちゃダメってこと?
そういうこと。ビットコインを送った場合、正規の取引以外には現金が支払われる確証がない。だから、どうしても取引には危険が付きものなんだ。

商品購入に直接使ってしまう方法

ビットコインは一部の通販サイトなどで商品の購入に使えますが、その裏技的な方法として紹介されるのがデビットカードを使用した換金方法です。

基本はデビットカードの利用と同じですが引き落とされるのが通帳の現金ではなく、ビットコインという点です。

海外でのドル取引から円に交換する必要がなく、海外でも直接的に買い物ができて、それを物品として使用する、あるいは購入した後に要らなくなったら買取換金するといったこともできます。

この手間のかかる換金手順は、一見遠回りに感じるものですが、クレジットカードを使用できる実店舗で使えるというメリットがあるのです。
直接手数料で現金にしなくても、買いたいもの(商品の購入費用)を現金の代わりとして使えるでしょう。

マイニングの現金化で支払う税金について

マイニングの現金化で支払う税金について

マイニングって現金化すると税金がかかるの?
いや、税金は現金化の時点で決まらないぞ。まだ現金化しなくても、報酬として得たなら、雑所得や事業所得の税金はかかる。その場合、マイニングは受け取った時点で税金がかかるんだ。
それって普通に課税されるのと何が違うの?
通常、ビットコインの取引は売却益などが黒字利益で確定すると税金の対象となるんだ。現金として引き出していなくても課税される。でも、それはビットコインを時価で確定させたから税金が発生したのであって、確定させなければ個人に課税されることはない。ところが、マイニングは報酬をビットコインとして受け取ると、そのタイミングで税金がかかるんだ。
つまり、現金化しなくても…税金がかかる?
正解。マイニングは現金化するとき、時価の差があるために間違って収入の申告をしてしまうこともある。だから、正しい知識が必要なんだ。それに、受け取り後の追加取引まで含めると個人と法人では適用されるルールも少し違うから、さまざまな面で気をつける必要があるぞ。

マイニングの現金化には税金がかかる?

ビットコインは利益が確定した場合に、税金「雑所得」を支払うことが義務となっています。

もちろん、20万円以下は例外です。
また、事業主・法人の場合は「事業所得」です。
どのくらいの税金を支払うかは、所得税や住民税などを含めて確定する対象金額の仕組みを最低限知っておく必要があります。

報酬(税金)確定のタイミングや時価

まず、マイニングでは、一定期間でウォレットというものにマイニングして得た報酬がビットコインとして支払われます。
このビットコインの時価が報酬に対する税金に該当します。

しかし、このときはまだ、ビットコインすべての税金が確定していません。
なぜなら、報酬コインの種類から別の種類に乗り換える場合や受け取り報酬で現金化してビットコインをさらに購入して、それを売買するとマイニング報酬受取時の税金とは異なる規定の課税が発生するためです。
つまり、マイニングの報酬としての税金は確定しているが、税金の総額はこのタイミングではまだ決まりません

どうしてすぐに税の対象となる総額が決まらないの?
なぜこのようなことが起こるのか。それは税金が年単位で発生することが理由だ。マイニングでは受取時の時価が課税の基本だが、ビットコインでは評価損益(含み益)で税金が決まるんだ。その違いが課税額にも影響するためだ。
なるほど。マイニングとは別に取引するビットコインのほうは、マイニングと課税の仕方が違うってことだ。だから、確定するまではわからないと。
そういうことになる。これはビットコインの値が常に動いていて、確定するタイミングが乗り換えや現金化の時点(時価)であるからだ。つまり、余計な取引をせずにマイニングの現金化をしたなら、その時の時価だけ。だからすぐに税金の額がわかる。だが、他の取引があって、雑費の所得税などが余分にかかるなどして、他が確定するまでは全体がわからないという認識が必要だぞ。

年内の売却が損益で節税対策になる

マイニングは単独で行うと時価によって税金が確定し、明確に支払う額がわかります。

しかし、投資までを含めると、税金は複雑になりますが、損失を確定させることでマイニング利益と投資での損失を相殺させることができます。

節税対策の一環ですが、個人がマイニングをする場合に、雑所得として処理をし、その際にマイニングの時価では現時点ほどの報酬を得られないということが起こるのです。

しかも法人に対しては、売却していなくても売却したとみなして税金が発生します。
また、マイニングを始めた初年度の場合、損金として購入したマシンの代金を計上してマイナスすることができるため、税金としてかかる利益を小さくすることも可能です。

マイニングを早めに現金化するメリット

マイニングを早めに現金化するメリット
マイニングでは暗号資産(仮想通貨)のビットコインとして保持し、それを売り払って現金に変えます。

チェック!
しかし、マイニングの報酬に対する税金はそのときの時価(の益)であるのに対し、実際に手元に入るのは売却したときの時価で発生する現金です。

ビットコインを中心に多くの暗号資産(仮想通貨)は相場が動きやすく、何度も乱高下を繰り返して現在の価格を作り出しています。
つまり、裏を返せば、大きな利益として得たタイミングから含み益の小さくなるタイミングが存在し、マイニングを現金にする場合には、価格が下落するよりも前に早めの現金化をするのが大きなポイントです。

マイニングの受取時の時価からしばらくして現金化するのは、時間が経つほど不利なの?
たいていは、そうなる。ビットコインは時価の動きが激しい特徴があって、株価のようにしばらく安定するということはあまりない。値が激しく動き時間が経てば、それだけもとに戻る可能性も低くなるわけだ。
でも、価格が逆に上がることもあるんじゃない?それに、待ってたら戻るかもしれない。
ビットコインの値動きが激しいのは確かで、上がることを期待する人も多いが、マイニングを中心に稼ごうとする人がそれをやると損することになるんだ。結局、値は上がるか/下がるかしかないから、どちらかにはなるけど、特に下がったときに戻るのを待っていると、もう年内にはその売り値に戻らないことは十分に考えられる。そこから、ダラダラ時間が経つわけだ。
確かに、値動きでもう戻らないこともあるかもしれないね。
そのとき、税の支払いや設備投資の固定費、収入としての受け取りなどをしたいときに、ビットコインのままでは現金にならない。だから現金化するんだけど、そのときには大きく値が下がったままの時価で換金を余儀なくされてしまうんだ。儲けるにしろ損を減らすにしろ、そのときの時価から一番近いところで現金の額を確定してしまったほうが、価格変動のリスクは少ないんだ。

マイニングでは、現金に換えたかどうかにかかわらず受取時の時価で税金が発生するため、年単位で価格が戻るのを待つということが難しいという個々人の背景があります。

例えば、得た報酬のビットコインを現金化せずに翌年の税金や費用を支払うのが難しくなり、一方で価格が下落傾向に入った際に、受け取り時価のところまで上がるのを待っていては、ビットコインそのものを現金化できなくなってしまいます。

時価のところを値動きが取り戻したときまでに、「税金の支払いを待ってくれるか?」といえば、それは否です。

ポイント!
価格の動きが激しいからこそ、大きな変動が起こる前に売却して現金の額を確定させてしまったほうが、マイニングの費用負担や税負担では後々の金銭的負担が大きくなるのを防げます。

マイニングから現金化の流れ

マイニングから現金化の流れ

マイニングは現金化するまでに何をしたら良いですか?
マイニングをして現金化する流れは、マイニングを開始するまでの段階と、報酬を得て現金化する段階、税金を支払う段階の大きく3つに区分される。

マイニングの準備

マイニングの現金化ではまず、マイニングの設備やパソコンの設定などをしてマイニングできる環境を整えます

法人がマイニングを開始するには大掛かりな準備が必要になることもあるため、個人とでは基本的に必要となるものが違うことはあります。

近年では、プールマイニング(グループ単位のマイニング)やクラウド(企業投資と利益分配)のように、ソロマイニング(個人が行うマイニング)だけに頼らない投資方法が増えており、上記に挙げたのもソロマイニングの一環でしかありません。

マイニングの実施

ソロマイニンやプールマイニングでは、マイニングを実施してビットコインの報酬を受け取ります。

通常、マイニングには電気が必要となり、稼働最中はずっと電気代が発生し続けるという点に注意が必要です。

夏場ではマイニングの機器が熱暴走を起こさないようにクーラーや冷房機器を稼働させる必要もあります。
これを踏まえて、ビットコインのブロックの解読に必要な機器のリソースを供給し続けます。

ビットコインの換金

マイニングで得たビットコインは報酬としてウォレットなどに入ります。

ウォレットの状態では現金として使えないため、税金支払いや設備維持の費用、収入として使うために取引所などで換金します。
上で紹介した、マイニングで得たビットコインの現金化方法を参考に日本なら日本円として換金します。

銀行口座に入金を確認

取引所や販売所を通じて現金化する場合、ビットコインの売買取引をしただけでは現金として引き出せません。
そこで、業者を通じて銀行口座にその資金を移動してもらうことが最終的に必要です。

このように、報酬を得て現金化する段階であるマイニング換金は総じて、

  • 受け取るフェーズ
  • ビットコインを円に換えるフェーズ
  • 円(換金分)を口座に引き出すフェーズ

の3つで構成されます。

税金の支払い

マイニングで発生した利益は、その年度の税金を翌年に支払うことになります。

そのため、個人では確定申告を通して、税金の支払額を確定させることが必要です。
ただし、他に雑所得がなく、20万円以下の場合には、申告は必要ありません

入金を確定させるまでの手順が長そうだ。税金の支払い計算とか面倒そうなんだけど、なにか楽になる手段はない?
マイニングの課税とは少し話がズレるけど、近頃は会計ソフトや税理士への依頼などで任せてしまうというのも一つの手だ。

マイニングはすぐ現金化して報酬を確定し、税金の計算も忘れずに

マイニングはすぐ現金化して報酬を確定し、税金の計算も忘れずに
今回は、マイニングについて現金化する方法や税金が発生することについて細かい点を確認しました。

マイニングで報酬として発生するビットコインは、通常の取引で損益を出すビットコインとは異なり、税金やその対象となる際の時価に違いがあります。
また、価格変動が激しいビットコインでは早めに現金化しておくことがおすすめです。

マイニングとビットコインの取引を並行して行う場合、雑所得が変化し、対象となる時価もそれぞれで計算する必要があります。
マイニングの現金化をこれから始める方や税金の確定申告をする予定の人は、本記事を参考にして、どのタイミングで現金化すべきか否かを含めて総合的に判断しましょう。