オンライン決済はカード番号などの入力でクレジットカード情報を確認しますが、実店舗のレジやATMではカード裏面の磁気ストライプに記録したカード情報が利用されます。
磁気ストライプには大切なクレジットカード情報が記録されているので、磁気情報が壊れるとカードが使えなくなりますし、情報を盗まれるとカードが不正使用されかねません。
現在はICチップでセキュリティを向上させているカードが一般的ですが、ICカード非対応の加盟店ではカードリーダーで磁気ストライプのカード情報を確認しています。
今回の記事では、クレジットカードの汎用性を向上させるのに大きく貢献した磁気ストライプに注目し、クレジットカードの磁気ストライプについてや磁気不良の対処法などをご紹介します。
磁気情報の記録でクレジットカードの汎用性を向上させた磁気ストライプとは?
現在はクレジットカードを端末にかざしたり差し込んで支払いを行いますが、これはオンラインでカード情報を確認できるようになったことで実現した支払い方法です。
世界中の加盟点やATMでのカード利用を可能にするオンラインでのカード情報確認には、磁気ストライプやICチップに記録されたカード情報が利用されています。
オンライン化が進むまでは券面を転写してクレジットカードを利用していた!
現在はオンラインに繋がった決済端末にカードをかざしたり差し込んでクレジットカードでの支払いを行いますが、オンライン端末の普及は2000年代に入ってからでした。
オンライン化が進んでいない1990年代までは、インプリンタと呼ばれる複写機でクレジットカードの券面を伝票に転写して支払いを行っていました。
クレジットカードのカード番号・有効期限・名義がエンボスと呼ばれる凹凸で券面に記載されているのは、インプリンタでの券面転写が必要だった時代の名残りだと言えます。
この方法はセキュリティ対策が難しく、5万円以上の支払いはカード会社に電話連絡して利用承認を受け、伝票に承認番号・利用額・利用期日などを手書きで記入していました。
承認の必要がない5万円以下の利用では不正使用防止が難しいのが、加盟店にとってのリスクになる状態でした。
また伝票にカード番号・有効期限・名義という重要情報が券面から転写されるのは利用者にとってのリスクだったと言えます。
しかしオンライン化が進んでいなかった当時はカード番号・有効期限・名義が悪用されるのは非常に稀であったのも事実で、現在の状況と比べると牧歌的だったと言えるでしょう。
クレジットカードは磁気ストライプにカード情報を記録してATMに対応させた
カード券面をインプリンタで転写する牧歌的な時代でも、クレジットカードをATMに差し込んでキャッシングすることは可能でした。
これは当時でもATMはオンライン接続していたためで、オンラインでカード番号・有効期限・名義や利用可能残高や盗難カードではないかなどのカード情報を確認できます。
このクレジットカード情報はカード裏面の署名欄上部にある、テープのような磁気ストライプに磁気情報として記録されていて磁気ストライプのカード情報を照会します。
現在はよりセキュリティ性能の高いICチップにクレジットカード情報を記録した、ICカードも普及していますがICカードにも磁気ストライプが搭載されています。
古くから磁気でカード情報を記録しクレジットカードの汎用性向上に貢献した磁気ストライプは、オンライン決済が普及した現在も記録媒体としてカードに実装されています。
磁気ストライプの磁気不良でクレジットカードが使えない!磁気不良には要注意
クレジットカードはカード情報を磁気ストライプに磁気情報にして記録することで、ATMやオンライン決済端末での使用を実現しています。
ICチップ搭載のICカードの普及が進んでいますが、ICカードにも実装される磁気ストライプは現在も現役で利用される記録媒体ですが磁気不良を起こすリスクが潜んでいます。
磁気ストライプが磁気不良を起こすとクレジットカードが使えなくなる!
カード券面に磁性体を塗布しているのが磁気ストライプで、鉄分をベースにした磁気ストライプの磁気を変化させてカード情報を記録しています。
磁気ストライプにはデータ書込みに強い磁気を必要としない低保磁力タイプと、強い磁気を必要とする高保磁力タイプがあり、高保磁力タイプは磁気不良を起こし難いタイプです。
磁気不良は外的要因で磁気ストライプに記録したカード情報の一部、又は全部が書き換えられ発生するトラブルで低保磁力タイプのほうが外的要因を受けやすいと言えます。
一般的に低保磁力タイプは明るい茶色、高保磁力タイプは黒に近いので外見でどちらのタイプなのかをある程度は判断できます。
磁気不良を発生させる外的要因とは?なにがクレジットカードに悪影響を及ぼすのか
磁気ストライプに記録したカード情報に異常が生じると、クレジットカードが使用不能に陥るので磁気ストライプの磁気不良発生は避けたいトラブルだと言えます。
磁気ストライプに記録したカード情報の一部又は全部が書き換えられるトラブルの多くは、次に挙げる強い磁気を発生させるものが原因で発生しています。
- スマートフォンや携帯ゲーム
- テレビやパソコン
- ラジオやスピーカー
- カードキーや電磁ロックキー
上記以外でも他のクレジットカード・社員証・各種会員カードなど磁気ストライプを実装するカードの影響で、カード情報が書き換えられ磁気不良が生じるケースもあります。
また、頻繁に長期間使用しているクレジットカードの磁気ストライプ摩耗やカードの変形などで正確にカード情報を読み込めなくなったケースも磁気不良として扱われます。
このため強い磁気を発生させる可能性がある電子機器の近くにクレジットカードを放置することは避けるべきですし、カードを重ねて財布にしまうのもおすすめできません。
ICチップを搭載するカードでは磁気不良の発生を掴みにくい可能性も!
ICチップを実装するICカードは磁気ストライプのように磁気不良が発生しない上に、より多くの情報を記録することで高いセキュリティレベルを実現しています。
国内の大手コンビニチェーン店などはICカード対応の決済端末を採用しているので、日常生活で磁気ストライプに磁気不良の発生が掴み難くなっているのも事実です。
ICカード対応の決済端末は利用できるのにATMが利用できない状態のクレジットカードは、磁気不良が発生していると捉えて対処する必要があると言えます。
クレジットカードに磁気不良が発生した場合の対処法とは?
ICカード対応決済端末の普及率が高い国内ではクレジットカードに磁気不良が発生してもICカードに記録したカード情報を利用してカードを使用することは可能です。
しかし磁気不良が発生したクレジットカードではICカード非対応の決済端末やATMを利用できないので早目に対処することを強くおすすめします。
磁気不良以外でクレジットカードが使えないケースも存在するので注意しよう!
磁気ストライプのカード情報が読み取れずクレジットカードが使えない場合は磁気不良が疑われますが、実は磁気不良以外が原因でカード情報が読めないこともあります。
磁気ストライプに汚れが付着しているケースなどでもカード情報を読み取れなくなるので、クレジットカードが使えない状態に陥ります。
この場合は磁気ストライプに付着した汚れを取り除けば、カード情報が読み込めるようになるのでクリーニングすれば問題なくクレジットカードが使えるようになります。
カードのクリーニングは磁気ストライプを傷付けないように眼鏡拭きなどの柔らかい布を使うのがおすすめですし、酷い汚れはエタノールなどで落とします。
また利用限度までカードを利用している場合もクレジットカードが使えなくなるので、カードが使えない場合は利用残高を確認してみる必要もあると言えます。
磁気ストライプの汚れでもなく利用限度でもない!カード利用の緊急対応策とは
支払いの時点でクレジットカードが使えない事態が発生した場合は、まず既述のクリーニングや利用残高の確認を行いますが、問題がない場合の緊急対応策も存在します。
これは全てのクレジットカードに有効な方法ではなく、あくまでもエマージェンシー対策として参考にするべき方法ですがセロハンテープを使用します。
磁気ストライプにセロハンテープを張り付けることで、一時的に磁気不良が解消されてカード情報を読み取れるようになるケースが存在します。
しかしこの方法はATMの中でセロハンテープが剥がれるトラブルに繋がりかねないので、応急処置用のライフハックだと捉えるべきです。
セロハンテープで一時的に復活した場合でも、カードの再発行を行う必要がある状態が解決されているわけではないので、クレジットカードを再発行してください。
磁気ストライプは繊細!丁寧に取り扱いながらクレジットカードを活用しよう
ICチップを実装したICカードが普及しているものの、クレジットカードの利用には磁気ストライプのカード情報が欠かせないのも事実です。
しかし磁気ストライプは繊細でうっかり磁気不良が発生すると、肝心なタイミングでクレジットカードが使えない事態に陥りかねないのでカードは丁寧に取り扱うべきでしょう。
「俺LOVE現金化」は現金化専門情報サイトとして積極的に効果的な現金化情報の調査を行い公開しています。
しかし「俺LOVE現金化」は現金化情報以外にもクレジットカードの関係情報やライフハック情報も提供しているので、ぜひ「俺LOVE現金化」の公開情報をフル活用して快適でお得なカードライフを実現してください!