キャッシュレスは使いすぎに繋がる?使いすぎないクレジットカード活用法とは?

クレジットカード 使いすぎ

生活様式や消費スタイルの変化に後押しされ、近年キャッシュレス化が大きく推し進められたことで2020年度の国内クレジットカード普及率は86.6%に達しています。

しかし現金での支払いを好む「現金主義」と呼ばれる消費者も一定数存在し、現金主義の理由には「クレジットカードなどのデジタル決済は使いすぎが怖い」などが挙げられます。

カード会社は発行時の審査で調査した利用者の返済能力に応じた利用限度枠を設定しますが、クレジットカードが後払いである点が使いすぎの不安材料になっていると考えられます。

ライター:こうじ

今回の記事内容は、便利なキャッシュレス決済の利用でクレジットカードの使いすぎに陥らないように、使いすぎるとどうなるか、またクレジットカードの使いすぎについてご紹介していきます。

そもそもクレジットカードの利用が使いすぎに繋がると捉えられる理由とは?

そもそもクレジットカードの利用が使いすぎに繋がると捉えられる理由とは?
生活様式や消費スタイルの変化に伴い、オンラインショッピングや実店舗での支払いをクレジットカードで行うキャッシュレス決済が身近なものになりました。

しかし資金情報のやり取りで決済するキャッシュレス決済に対して、「使いすぎに繋がる」というイメージを持つ消費者が一定数存在するのも事実です。

このあいだ久しぶりに実家の両親と電話で話して知ったんだけど、どうやらクレジットカードを持ってないらしいんだよな。使いすぎが怖いからって理由らしいんだけど。
あー、どうやらキミのご両親は一定数存在する「現金主義」みたいだな。まぁ、日本は先進国のなかで珍しいって言われるほど現金決済が多いらしいからな。
だけど「クレジットカードは使いすぎる可能性があるから危険!」なんて言ってたら、今の時代生活し難いと思うんだけどなぁ。
確かにクレジットカードの利用には手持ち現金を確認しながらの消費スタイルより、高い金融リテラシーやマネースキルが求められるのも事実だからな。
金融リテラシー?マネースキル?なにそれ?クレジットカードの利用にそんな小難しいもの必要なの?それじゃあ無理だわ、とても両親に薦められないし俺も自信ないわ。
専門的に感じるけど要は「お金やお金の流れに対する知識や判断力」だから、特に難しいものじゃないんだ。だけど後払いのクレジットカード利用にはこれらが必要なんだな。

返済能力に応じた限度枠内で利用できるクレジットカードの仕組みとは?

返済能力に応じた限度枠内で利用できるクレジットカードの仕組み

ラテン語で「貸付」を意味するのがクレジットで信用取引もクレジットになり、利用額をカード会社が一旦立て替える信用取引を利用するためのカードがクレジットカードです。

カード会社は利用者の返済能力に応じた利用限度枠を設定し、カード会員はショッピング枠を後払いで利用して商品購入や利用サービスの支払いを行えます。

またキャッシング枠を利用すれば、簡単にATMから現金を引き出して借入れできるのもクレジットカードの特徴です。

キャッシング枠は文字どおり「貸付」になりますし、カード会社が利用額を一旦立て替えるショッピング枠も信用取引になります。

ショッピング枠もキャッシング枠も返済能力に応じて設定される利用限度額の枠内での利用になりますが、限度額上限まで使用すると返済が困難になるのも事実です。

このことが「クレジットカードの利用は使いすぎに繋がる!」というイメージが持たれる原因になっていると言えるでしょう。

「後払い」のクレジットカード利用は使いすぎに繋がるのか?

既述のとおりカード会社は利用者の返済能力に応じた利用限度枠を設定してクレジットカードを発行するので、原則的には使いすぎの事態に陥ることはないと言えます。

利用者の返済能力に応じた利用限度枠の目安
  • 年収150万円以下:10〜30万円
  • 年収300万円以下:10〜50万円
  • 年収400万円以下:30〜150万円
  • 年収500万円前後:50〜300万円
  • 年収1,000万円以上:100万円以上
この数値を見る限りでもクレジットカードの利用が使いすぎに直結することがないことが確認できます。

キャッシング枠を利用すれば利息が発生しますが、ショッピング枠はベーシックな支払い方法の一括払いやボーナス払いなら無利息で利用でき利用額のみの支払いです。

年収150万円の利用者が1ヶ月に利用上限の30万円を使用するのは、明らかに使いすぎの状態だと言えますが、このような利用は通常利用で発生し難いと考えられます。

しかし分割払いやリボルビング払いでクレジットカードを使用すると、使いすぎの状態に陥る可能性が高くなるので注意が必要だと言えます。

限度枠上限までの利用は使いすぎ!分割やリボ払いでのクレジットカード利用は要注意

限度枠上限までの利用は使いすぎ!分割やリボ払いでのクレジットカード利用は要注意
クレジットカードは利用者の返済能力に応じた利用限度額を設定していますが、限度額上限まで利用すると使いすぎの状態に陥りかねません。

既述のように1ヶ月で利用上限まで利用しなくても、分割払いやリボルビング払いでクレジットカードを利用すると、うっかり使いすぎる可能性が発生するので要注意です。

なるほどねぇ年収150万円で1ヶ月に30万円もクレジットカードを使用するのは。確かに使いすぎだよな。普通に考えれば判ることだよな。
そうだろ。年収150万円だと月収125,000円になるし、手取りベースで考えると105,000円くらいになるから、1ヶ月30万円の利用は明らかに使いすぎだといえるよな。
その判断をするのが金融リテラシーやマネースキルと呼ばれるものなのか!確かに特に難しくはないな。ということはクレジットカード利用は使いすぎに直結しないのか!
いや、実は手数料や利息が発生する方法でクレジットカードを利用すると知らないうちに使いすぎの状態に陥るリスクはあるんだ。
ええっ!クレカって利用時に手数料や利息が発生するの?キャッシングなら理解できるけど、ショッピング枠の利用は手数料や利息は関係ないんじゃなかったっけ?
分割払いやリボルビング払いで利用するとショッピング枠でも手数料や利息が発生して、その影響でうっかり使いすぎの状態に陥るリスクがあるから見ていこう。

知らない間に使いすぎに陥る!クレジットカード利用で発生する手数料や利息とは

クレジットカード利用で発生する手数料や利息

通常クレジットカードにはショッピングとキャッシングの機能が搭載されているので、これらの機能を利用してキャッシュレス決済やATMからの現金引き出しが行えます。

キャッシングを利用すると借入額と返済期間に応じて年率18~20%の利息が発生し、借入額に加え利息を返済する必要があり返済期間が長引くほど利息の割合が増加します。

資金繰りが苦しいと借入額が大きく返済額が小さく成りがちですが、大きな借入額を少額返済すると膨らんだ利息返済に追われ借入元本が減らない状態に陥りかねません。

この状態に陥ると完全にクレジットカードのキャッシング枠の使いすぎの状態だと言えます。

また一括返済やボーナス払いでショッピング枠を利用した場合は手数料や利息が発生しませんが、分割払いやリボルビング払いで利用すると手数料や利息が発生します。

分割払いは返済回数に応じて、年率12.0~15.0%の料率から算出した「100円あたりの分割手数料」という形で利息が発生します。

リボルビング払いは分割払いよりも割高な、年率15.0%「リボルビング手数料」という形で利息が発生します。

分割払いやリボルビング払いでカードを利用する際は、1回の支払額ではなく「現在の利用残高が幾らなのか?」意識して利用しないとうっかり使いすぎる可能性があります。

クレジットカードをうっかり使いすぎるとどうなるのか?

クレジットカードをうっかり使いすぎるとどうなる
キャッシュレスで後払いの支払いやATMから簡単な現金引き出しが行えるクレジットカードですが、ショッピング枠は信用取引でキャッシング枠は借入になります。

このためどちらを利用した場合でも利用者は支払い義務を追う債務者となり、カード会社は未払い金の回収権利を持つ債権者になります。

債務者の債務履行(債権者への支払い)は民法で定められているので、支払いを回避するのは非常に困難です。

仮に支払いを延滞滞納すると金融事故として信用情報機関のデータベースに記録され、全ての金融機関で共有されてしまいます。

1社のカード会社への延滞や滞納でも事故情報が共有されると他社カードも連鎖的に使用停止となり、新たな信用取引審査通過も不可能になり現金でしか決済できなくなります。

使いすぎて利用上限に達したクレジットカードも利用できなくなるので、現金でしか支払うことができなくなり消費活動が大きく制限されます。

全てのカード利用状況も共有されるのでキャッシング枠を使いすぎると、他の借入ができなくなり他社カードでもキャッシングできなくなるので注意が必要です。

消費活動の制約は受けたくない!使いすぎに陥らないクレジットカード活用法とは?

消費活動の制約は受けたくない!使いすぎに陥らないクレジットカード活用法とは?
カード会社は利用者が多重・多額債務に陥ることを防止するために審査を行い、返済能力に応じた利用限度枠を設定しますが無理な利用をすると使いすぎる可能性もあります。

一定の金融リテラシーやマネースキルが利用者にも求められますが、収入レベルに応じた利用を含めた上手な活用法でなら安全にクレジットカードを利用できます。

うーん、やっぱりクレジットカードの使い方って結構難しいんじゃない?うっかり使いすぎた結果金融事故を起こして新たなローンが組めなくなったりすると致命的だもんなぁ。
ネガティブに捉えるとクレジットカードなんか危なくて使えなくなるなるけど、後払いでのキャッシュレス決済や、いざという時に現金調達できるのは魅力的だろう?
それは、そうなんだよなぁ。どうにか使いすぎずに安全にクレジットカードを利用する方法っていうのはないもんなの?両親はともかく俺の消費活動も不安になってきたぞ。
なに心細くなってるんだよ(笑)。「1回の支払額が幾らになるかより自分が1ヶ月に幾らまで支払えるのか?」っていう最低限の金融リテラシーを持って利用すれば問題ないよ。
そうか!そうだよな!身の丈にあった利用をしていればポイント還元や盗難保険があるクレジットカードはお得で安全な決済方法なんだもんな。
そのとおり。だから必要以上にクレジットカードの使いすぎを怖がるより、使いすぎに陥らない上手な活用法を掴むことが現代人に求められるからその辺を見ていこう。

使いすぎに陥らない上手なクレジットカードの活用法とは?

利用額に応じてポイントが還元され、盗難保険ショッピング保険が付帯するクレジットカードがお得で安全な決済方法であることは間違いのない事実だと言えます。

しかしポイント獲得に夢中になったり、キャッシュレス決済では支払う感覚を得られ難い、所持金不足でも後払いで支払いできるなどの理由で財布の紐が緩くなるのも事実です。

これらの理由でうっかりクレジットカードを使いすぎる結果に陥るケースも存在するので、最低限の金融リテラシーと共に使いすぎに陥らない上手な方法で利用したいものです。

使いすぎに陥らない上手なクレジットカードの活用法
  1. 毎月利用明細を確認する
  2. 分割払いやリボルビング払いの利用を控える
  3. ボーナス払いより一括払いを利用する
  4. 利用限度額の設定を見直す
  5. 決済手段の変更を行う

などが挙げられます。

毎月利用明細を確認する

全てのカード会社はクレジットカードの利用明細を毎月利用者宛に発送して、利用状況の確認を促しています。

利用明細には

  • 1ヶ月の利用額
  • 利用残高
  • 分割払い
  • リボルビング払いの未払い残高

などが明記されていて、保有するカード情報を正確に掴むことができます。

利用明細を毎月確認することは最も効果が期待できる使いすぎに陥らない上手なクレジットカードの活用法だと言っても過言ではないと言えるでしょう。

分割払いやリボルビング払いの利用を控える

分割払いやリボルビング払いの利用を控える

一括払いやボーナス払いには手数料や利息が発生しないのに対し、分割払いやリボルビング払いには手数料や利息が発生します。

利用代金以外の金銭的負担が発生するので支払総額が膨らみますし、返済期間が長期化すると負担額が増加し使いすぎに繋がりかねません。

特に利息が高く毎月の金銭的負担が小さなリボルビング払いは、アッという間に支払総額が膨らむリスクがあるのでおすすめできない支払い方法だと言えます。

ボーナス払いより一括払いを利用する

ボーナス払いより一括払いを利用する
一括払い同様、手数料や利息は発生しないのがボーナス払いですが、最大6ヶ月近く支払い期日を延ばすことができるのが仇になる可能性があるのも事実です。

支払い期日延長の目的で利用しすぎると支払い金額が掴みにくくなり、使い過ぎでボーナス月に支払い金額に驚くことになりかねません。

利用月の翌月に支払う一括払いなら前月分の利用額を支払うだけなので、支払額を把握しやすく余程のことがないかぎり支払額に驚かされることはないと言えるでしょう。

利用限度額の設定を見直す

上記3つの方法でも使いすぎを回避する自信が得られない場合は、思い切ってクレジットカードの利用限度額を見直して引き下げるのも効果的です。

限度額に達したクレジットカードは利用できなくなるので、強制的に使いすぎを回避することができます。

引き下げたまま利用を続けることもできますし、使いすぎ回避に自信が付けば再び限度額を引き上げることも可能です。

決済手段の変更を行う

決済手段の変更を行う
後払いで持ち合わせがなくても利用できるのはクレジットカードの大きな魅力ですが、この後払いの信用取引が使いすぎの原因となるのも事実です。

預金口座と直結し預金残高が利用上限となるデビットカードは、クレジットカード同様にキャッシュレス決済が可能でありながら使いすぎることがない決済方法です。

後払い機能がないので預金残高以上まで使いすぎることを回避できます。

依存症が原因の使いすぎの場合は利用限度額の見直しや決済手段の変更が効果的

使いすぎがクレジットカードの利用法のよるものの場合は、利用明細の確認や支払い方法の選択で回避できますが、「買い物依存症」が原因の場合は効果が期待できません。

オンラインショッピングの普及で急速に増加してると言われている「買い物依存症」が原因で、使いすぎに陥っている場合は利用限度額の見直しや決済手段の変更が効果的です。

少し手荒な方法ではあるものの、買い物したいという渇望を満たして満足感や達成感を得ることが習慣化してしまっている場合は強制的に使いすぎを停止させる必要があります。

このため利用明細の確認や支払い方法の選択では効果が期待できないので、利用限度額の見直しや決済手段の変更で強制的に使いすぎを停止させることをおすすめします。

使いすぎはクレジットカードの正確な活用法を知れば回避できる!

使いすぎはクレジットカードの正確な活用法を知れば回避できる!
キャッシュレス決済が普及した現在、クレジットカードは生活に欠かせないマスト・アイテムになったと言えるでしょう。

しかしクレジットカードの特徴の1つ「後払い」には使いすぎを招くリスクが潜んでいるのも事実です。

かと言って闇雲に使いすぎを怖がっていては快適な生活の実現が困難になるので、使いすぎない上手な活用法でクレジットカードを利用するべきだと言えるでしょう。

現金化専門情報サイト「俺LOVE現金化」は、現金化情報以外にもクレジットカードの上手な活用法も公開しています。

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