どちらが便利でお得?融資とファクタリングの特徴や違いを徹底解明して大紹介!

ファクタリング 融資

ライター:のぼる

資金調達手段には資産を処分するアセットファイナンス融資を受けるデッドファイナンス投資を募るエクイティファイナンスがあり、従来は融資を受ける資金調達が主流でした。

2005年の改正民法施行で「債権譲渡法制の改正」が行われファクタリングが登場し、資金調達手段の選択肢が増えた現在は融資とファクタリングで資金調達が行えるようになりました。

この記事では、理想的な資金調達実現のために「どちらの方法を利用するのが便利でお得なのか?」や、融資とファクタリングの特徴や違いなどを紐解きながら紹介します。

上手な使い分けがポイント!まず掴んでおきたい融資とファクタリングの違いとは?

上手な使い分けがポイント!まず掴んでおきたい融資とファクタリングの違いとは?
融資が中心の資金調達にファクタリングが加わり資金調達の選択肢が増えたのは歓迎すべきことですが、理想的な資金調達を実現するためには上手な使い分けが必要になります。

使い分けの判断材料として「そもそも融資とファクタリングは、どのような資金調達手段なのか?」はまず最初に掴んでおきたい情報ですので違いを紹介します。

資産を処分する方法、融資を受ける方法、投資を募る方法の3つの資金調達手段のなかで、以前は融資を受けるのが一般的な資金調達手段だったんだってな。
そうだな、投資を募れるのは一部企業だけだったし、不動産・車両・機械設備・製品在庫などの資産処分はイメージが良くないから、どうしても融資が利用されるよな。
現在はクラウドファンディングで誰でも投資を募れるのに、エクイティファイナンスは一般的な資金調達手段にはなり切れていない気がするな。
なんでだろう?
クラファンは「資金調達できるかどうか?」の不確定要素が多すぎるだろ。
不確定要素の多い方法をあてにした資金繰りなんて、危険過ぎて運転資金の資金調達に使えないよ。
なるほど、だから売掛債権を譲渡・売却して現金化できるファクタリングの登場からは融資とファクタリングが資金調達のメインストリームになったというわけか。
ナットク!
そう言うこと。
しかし理想的な資金調達を実現するのには上手に資金調達手段を使い分けることが必要だから、融資とファクタリングがどのような資金調達手段なのか見ていこう。

借入資金で資金繰りする融資と保有資産の処分で資金繰りするファクタリング

融資とファクタリングのそもそもの違いは、融資が金融機関から資金を借入れる資金調達手段なのに対し、ファクタリングは保有資産を処分する資金調達手段だと言う点です。

借入資金と保有資産のどちらで資金繰りするのかは、効率的な資金調達になるかどうかに大きく影響するので、資金調達手段を使い分ける際の非常に重要なポイントになります。

金融機関から借り受けた資金で資金繰りする融資を利用した資金調達とは?

ひと口に融資と言っても、現在は融資を行う金融機関が非常に多く存在し、民間金融機関を利用するか銀行系金融機関を利用するかで融資の内容が大きく異なります。

また銀行系金融機関を利用する場合でも、直接融資を受けるプロパー融資公的機関の信用保証協会から信用保証を受ける保証付き融資の制度融資に分類できます。

  • 民間金融機関
  • 銀行系金融機関
    • プロパー融資
    • 直接融資を受ける

    • 保証付き融資の制度融資
    • 公的機関の信用保証協会から信用保証を受ける

民間金融機関と銀行系金融機関は共に金融庁から貸金業者としての認可を受け融資を取り扱い、融資は貸金業法・出資法・利息制限法などの規定の下に取引を行います。

融資を受ける際には、借入額に応じた不動産などの物的担保利用者が返済不能に陥っても代替返済を行う人的担保の保証人設定を求められるのが一般的です。

融資を利用し資金を借入れた利用者は債務者・金融機関が債権者になり、利用者は借入元本と借入額と返済期間に応じた利息を返済期間内に返済する義務である債務を負います。

保有資産の売掛債権を譲渡・売却し現金に置き換え資金繰りするファクタリングとは?

保有資産の売掛債権を譲渡・売却し現金に置き換え資金繰りするファクタリングとは?
ファクタリングも現在非常に多くの業者が取扱う資金調達手段で、ファクタリング業者も民間業者と銀行系業者が存在します。

融資を受けた利用者が債務を負うことは既にふれましたが、掛売で商品購入した会社も販売会社に対して売掛金の支払い義務という債務を負う債務者となります。

売掛金を回収する権利を売掛債権と呼び、ファクタリングでは売掛債権を第三者であるファクタリング業者に譲渡・売却して無形資産の売掛債権を現金化します。

ファクタリングの特徴
  • 二社間ファクタリングと三社間ファクタリング
  • ファクタリングは利用者と業者だけで取引する二社間ファクタリングと、取引を行うことを債務者の会社に通知し合意を得て取引する三社間ファクタリングに分類できます。

  • 貸金三法の規制を受けない
  • ファクタリングでは民法で定められた債権譲渡や資産売却の取引を行うので、融資とは異なり貸金業者以外も取り扱え、貸金業法・出資法・利息制限法の規制も受けません。

  • 無担保・無保証人・無金利
  • また、融資ではない債権譲渡や資産売却の取引なので無担保・無保証人・無金利で利用できますし、ファクタリングを行って手に入れた資金は返済する必要がありません。

  • 償還請求権のないノンリコースの取引
  • さらに償還請求権のないノンリコースの取引なので、譲渡した売掛債権が回収不能になっても利用者に買戻し義務が発生しないので債権と共に未回収リスクも譲渡できます。

売掛債権を利用した資金調達は債権担保融資(ABL)でも行える

融資を受ける際には借入額に応じた担保が求められ、不動産などの物的担保や保証人の人的担保を設定するのが一般的ですが、保有債券を担保に融資を受けることも可能です。

保有する売掛債権を担保に融資を受けられるのがABL(アセット・ベースト・レンディング)と呼ばれる債権担保融資で、銀行系金融業者や民間金融業者で利用できます。

ABL(アセット・ベースト・レンディング)の特徴

債権担保融資の名のとおり資金を貸し付ける融資なので、金融庁から貸金業の認可を受けていないファクタリング業者はABLを取り扱えません。

不動産などの保有資産を保有しなくても融資を受けられますが、借入額は担保の売掛債権額から金融機関の手数料や利息を差し引いた額売掛金回収期日までの返済が必要です。

ファクタリング同様に二社間取引か三社間取引で取引しますが、ノンリコースではないので売掛債権が回収不能になると借入額と回収不能な売掛債権が負債になります。

次項以降では一般的に資金調達に活用されるケースの多い、融資とファクタリングにフォーカスして2つの資金調達手段の違いを炙りだしながら紹介していきます。

便利なのはどっち?融資とファクタリングには利用条件や取引内容の違いも存在する!

便利なのはどっち?融資とファクタリングには利用条件や取引内容の違いも存在する!
資金を借入れる融資保有する売掛債券を譲渡・売却するファクタリングが、広く資金調達に活用されていますが、借入と譲渡・売却では利用条件や取引内容が異なります。

融資とファクタリングの利用条件や取引内容の違いを知ることで、どちらが便利な資金調達手段かを掴めるので融資とファクタリングの利用条件や取引内容の違いを紹介します。

ひと口に資金調達手段と言っても融資とファクタリングは全く違う資金調達手段なんだな。
まぁ、資金を借入れるのと保有資産を譲渡売却するんじゃ、そりゃ違うよな。
そうだな。
ABLもそうだけど担保にできる不動産を持っていない会社でも売掛債権で資金調達できるのがファクタリングの魅力だと言えるだろう。
保有資産の譲渡・売却だから無担保・無保証人・無金利で手に入れた資金を返済しなくて良いってファクタリングが圧倒的に魅力的に感じるんだけど、ぶっちゃけどうなのよ?
まぁ、確かに魅力的と言えばそうだけど、ファクタリングって売掛債権持ってないと利用できないし資金調達できるのも売掛債権額の範囲内までだからな。
おっと、そうなの?
確かに保有資産の譲渡・売却だから資産価値の範囲内しか現金化できないのがファクタリングで、審査通過すれば高額借入できるのが融資か。
難しいな。
そう言うことだ。
どちらも一長一短な側面があるのは事実だし、現金を手に入れるのに必要な時間なんかも資金調達には重要だから利用条件や取引内容の違いを確認してみよう。

融資とファクタリングで違いがある!資金調達の利用条件や取引内容とは?

同様に資金調達しても借入資金の融資譲渡・売却代金を得るファクタリングでは利息発生返済義務の有無などが大きく異なりますが、これ以外にも以下の違いが存在します。

  • 調達できる資金額の違い
  • 資金調達までの必要時間の違い
  • 資金調達コストの違い
  • 審査対象やハードルの違い
  • 資金調達の継続性の違い
  • これらを正確に把握して「どのような資金調達を行うのか?」で上手に使い分けることが効率的な資金調達の実現に繋がります。

    融資とファクタリングで調達できる資金額の違い

    融資での資金調達は利用者属性や利用する金融機関の種類、借入契約内容などで借入額に違いが生じますが、一般的に調達できる資金額は次のとおりです。

    • 融資で調達できる資金額の上限目安
      • 商工ローン・ビジネスローン:1,000万円
      • 個人事業主:1,000万円
      • 零細・小規模事業所:5,000万円
      • 中規模事業所:5憶円
    • ファクタリングで調達できる資金額
    • 譲渡・売却する売掛債権額が上限となるので、高額な売掛債権を保有していれば高額の資金調達が可能です。

    融資とファクタリングでの資金調達までの必要時間の違い

    融資とファクタリングでの資金調達までの必要時間の違い
    利用する金融機関で違いはあるものの融資では利用者の返済能力が厳しく審査されるので、利用申し込みから資金調達までに長期間必要となる傾向にあります。

    金融機関によって資金調達までの必要時間は違いますが、次に挙げる期間が目安です。

    • 融資での資金調達までの必要時間
      • ビジネスローン(民間金融機関):即日~3営業日
      • ビジネスローン(銀行系金融機関):翌日~7営業日
      • 銀行系プロパー融資:数日~20営業日
      • 制度融資:半月~1ヶ月
    • ファクタリングでの資金調達までの必要時間
    • ファクタリングは利用する業者や二社間取引か三社間取引なのかで資金調達の必要時間が異なりますが、一般的に二社間取引は即日~数日、三社間取引で1~3週間が目安です。

    融資とファクタリングでの資金調達コストの違い

    資金を借入れる融資では借入元本と利息を返済する必要がありますが、それ以外にも事務手数料や印紙代などが利用者負担となります。

    利息や諸経費の目安は次のとおりです。

    • 融資の諸経費の目安
      • 利息:借入元本の1~20%(年率)
      • 事務手数料:無料~数万円
      • 印紙代:非課税~10万円
      • 担保管理費用:無料~十数万円
    • ファクタリングの諸経費の目安
    • ファクタリング手数料は業者利益と負担する未回収リスクから算出した掛け目率で表され、二社間取引70~90%・三社間取引91~99%の掛け目率が一般的です。

      掛け目率以外にも債権譲渡登記手続き費用や事務手数料、司法書士報酬などが利用者負担となり、二社間取引での実質換金率は65~70%程度が目安です。

    融資とファクタリングでの審査対象やハードルの違い

    融資とファクタリングでの審査対象やハードルの違い
    借入資金に返済義務がある融資では利用者の返済能力が厳しく審査されるので、利用者の決算報告や債務状況などの財務内容が審査対象となります。

    特にプロパー融資は業績が好調でなければ審査通過が難しく、審査結果は信用調査機関に登録され共有されるので、審査落ちすると他の金融機関の融資審査通過が難しくなります。

    売掛債権を譲渡・売却するファクタリングでは売掛金を支払う会社の業績や過去の支払い履歴などが重視され、利用者が業績不調でも審査通過できるケースは珍しくありません。

    しかし二社間取引では利用者と業者間で回収業務委託契約を結び、利用者が売掛金を回収した後に業者へ支払うので着服リスク軽減のために利用者の信用調査も重視されます。

    またファクタリングの審査結果は信用調査機関に登録されないので、審査落ちした場合でも他業者の審査を通過し資金調達できるのは珍しくありません。

    融資とファクタリングでの資金調達の継続性の違い

    金融機関からの借入資金では足りなくなった場合は追加融資が必要になりますが、追加融資と言っても審査内容は変わらないので負債が増えた分だけ審査通過が困難になります。

    ファクタリングは新たな売掛債権があれば、新たに譲渡・売却して資金調達を継続することが可能です。

    効率的な資金調達を行うなら融資より便利なファクタリングの方が有利!

    融資は高額を資金調達できる可能性があるものの、特に銀行系のプロパー融資は審査が非常に厳しいのでスピーディーな資金調達額が困難です。

    また追加融資も現実的でないので、便利でフレキシブルな対応はファクタリングでの資金調達の方が有利になると言えるでしょう。

    融資とファクタリングの使い分けはどうする?資金調達目的の違いで行うべき!

    融資とファクタリングの使い分けはどうする?資金調達目的の違いで行うべき!
    調達実現速度や審査ハードルなどを考慮すると、融資よりファクタリングでの資金調達の方が有利に見えますが、どちらを利用するかは資金調達目的の違いで検討すべきです。

    資金調達目的によってはファクタリングより融資を利用する方が有利となるケースも存在しますので、より効率的な資金調達実現を目指すために紹介します。

    いやいや、ファクタリングの圧勝だなコリャ。
    融資での資金調達は審査とか面倒じゃんな。
    しかし融資には融資のメリットがあるからな。
    例えば低金利なところとか。
    まぁ、確かに審査通過できれば低金利で資金調達できるのは融資だよな。
    ファクタリングは即応性が高いけど手数料が結構かかるからな。
    資産が目減りするぞ。
    資産の目減りって嫌な響きだな。
    けど融資の魅力って低金利だけなんじゃないの?
    いやそうでもないんだ。
    理想的な資金調達を目指すために融資とファクタリングのお得さを比べてみよう。

    資金調達実現で融資は社会的信用・ファクタリングは資産のオフバランス化が得られる

    ハードルが高い融資審査を通過したと言うことは、一定の社会的信用が認められたと言うことを意味しますし、計画通りの返済で信用がさらに向上し次回審査にプラスに働きます。

    ファクタリングも同じ業者を継続利用すれば信用が上がり掛け目率が向上することは珍しくありませんが、利用履歴が信用情報機関に登録されないので社会的信用に繋がりません。

    融資での資金調達の注意点

    ただし、融資での資金調達は会社の評価指標になるバランスシート(貸借対照表(B/S))上の総資産を増加させ総資産利益率(ROA)と自己資本比率の低下を招きます。

    総資産利益率(ROA)と自己資本比率が低下すると会社の評価が下がることになります。

    ファクタリングはバランスシート上の総資産を増加させずに資金繰りが行え、譲渡・売却した売掛債権をバランススートから外しシンプルにするオフバランス化が図れます。

    低金利の融資での資金調達は設備投資など長期間返済が可能な資金繰りに活用すると効果的ですし、ファクタリングは運転資金枯渇などの急場を凌ぐのに効果を発揮します。

    資金調達を行う場合はバランスシートで得られる自社評価指標への影響や、調達資金の運用目的などを考慮しながら最適な方法を上手に使い分けることが重要になります。

    上手な資金調達手段使い分けには情報収集も欠かせない

    上手な資金調達手段使い分けには情報収集も欠かせない
    融資とファクタリングのどちらで事業資金を資金繰りするのかは非常に悩ましい問題ですが、運用目的にマッチした方法で資金調達するのが重要となります。

    融資とファクタリングの違いを正確に掴み十分考慮することで理想的な資金調達実現を目指せますが、成長中のファクタリング市場の最新情報を加えるとさらに効果的です。

    現金化専門情報サイト「俺LOVE現金化」では、ファクタリングの基礎知識から取引方法、最新情報などを徹底取材し公開しています。

    資金調達の際に「融資か?ファクタリングか?」と悩む場合は、是非「俺LOVE現金化」の掲載情報をチェックして最良の方法で資金調達を行ってください。